目次
第1章 自然の掟に反した英雄の懐胎―シャルルマーニュと妹の近親相姦‐中世史に残る「噂」をめぐる解釈学試論
第2章 火による英雄の生成―鉄の英雄と鋼の筋肉(インド=ヨーロッパの英雄の火からの生成)
第3章 誕生した英雄を待つ試練―捨て子神話における海上を漂流する箱舟
第4章 英雄の通過儀礼―ドラゴンの血(ジークフリート、フィン、タリエシン、テイレシアス)‐古ヨーロッパの神話を求めて
第5章 英雄の武勇伝―伝ネンニウス『ブリトン人史』(9世紀)が伝えるアーサーの12の戦い‐神話伝承とケルトの固有名をめぐって
第6章 ヨーロッパの3人の英雄の挑戦―ローラン、トリスタン、ペルスヴァル‐中世ヨーロッパの英雄の3つの顔
第7章 暦の中の太陽英雄―ルグおよびルゴウェスと太陽英雄の死
第8章 英雄の死と変容―ハクチョウを連れた英雄(日本とヨーロッパ)‐ユーラシア神話を求めて
第9章 英雄の死後の住処―山の中の王‐さまよう霊魂の住処の伝承をめぐって(ティルベリのゲルウァシウスからアルフォンス・ドーデまで)
著者等紹介
ヴァルテール,フィリップ[ヴァルテール,フィリップ] [Walter,Philippe]
1952年、フランス・モゼル県メッス生まれ。グルノーブル第3大学名誉教授。1999年から2013年まで同大学想像世界研究所所長。文学博士。専攻は中世フランス文学・比較神話学
渡邉浩司[ワタナベコウジ]
中央大学経済学部教授。名古屋大学大学院文学研究科博士課程(仏文学)満期退学。フランス・グルノーブル第3大学大学院に学ぶ。文学博士(課程博士)。専攻は中世フランス文学。著書に『フランス民話集1~5』(中央大学出版部、2012~2016年、第51回日本翻訳出版文化賞)などがある
渡邉裕美子[ワタナベユミコ]
翻訳家。名古屋大学大学院文学研究科修士課程(仏文学)修了、同博士課程中退。渡邉浩司との共訳書に『アーサー王神話大事典』(原書房、2018年、日本翻訳家協会2018年度翻訳特別賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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