内容説明
「長谷部家三代」(書き下ろし)―父は人類学者・長谷部言人、祖父はフランスに国費留学し、無鉛白粉(御園白粉)を開発した長谷部仲彦、そして曽祖父は橋本左内の盟友にして、坂本龍馬から西郷や桂・高杉らとともに「天下之人物」と評された越前藩士・長谷部恕連(甚平)―の伝記を付す。
目次
1 やきものの旅(フスタート調査抄;エジプト雑記 ほか)
2 やきものと周辺(魔法の泉;カラコルムの窯 ほか)
3 小山先生のこと(旅の日々;『小山冨士夫著作集(上)中国の陶磁』解説 ほか)
4 長谷部家三代
著者等紹介
長谷部楽爾[ハセベガクジ]
1928年、仙台市生まれ。53年、東京大学文学部美学美術史学科卒業。54年に文化財保護委員会美術工芸課、58年からは東京国立博物館学芸部工芸課に移り、同館の東洋課長、学芸部長、次長などを歴任し、88年、退官。その後、恵泉女学園大学教授、東洋陶磁学会常任委員長、日本貿易陶磁研究会会長などを務めたのち、現在は、東京国立博物館名誉館員、出光美術館理事、石洞美術館館長、常盤山文庫中国陶磁研究会代表など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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