内容説明
16世紀初頭にヴェネツィアで活躍、若きティツィアーノにも影響を与え、ルネサンス期のヴェネツィア絵画に最盛期をもたらした画家ジョルジョーネの残した「テンペスタ」、「三人の哲学者」、「刺客」、フォンダコ・デイ・テデスキの壁画の4作品を、図像解釈学の泰斗であるエドガー・ウィント(1990~1971)が読み解いたモノグラフ。刊行後の反響、研究などを解題で補足する。
目次
第1章 ジョルジョーネの「テンペスタ」の主題
第2章 三人の哲学者
第3章 トレボニウスの花冠
第4章 フォンダコ・デイ・テデスキの壁画断片
著者等紹介
ウィント,エドガー[ウィント,エドガー][Wind,Edgar]
1900~1971。ベルリン生まれ。当時のドイツ美術史学のもっとも重要な拠点であるベルリン、フライブルク、ウィーンの各大学で哲学と美術史学を学ぶ。シカゴ大学、スミス・カレッジ、オクスフォード大学で教鞭をとり、ロンドンで没する
森田義之[モリタヨシユキ]
1948年、神奈川県生まれ。東京藝術大学美術学部芸術学科卒、同大学院美術研究科修了。1976~81年、フィレンツェ大学およびローマ大学文哲学部留学。ヴェネツィア大学講師、茨城大学教授を経て、愛知県立芸術大学教授。専攻、イタリア美術史
甲斐教行[カイノリユキ]
1960年、東京都生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程単位取得済み満期退学。博士(文学)。1990~96年、フィレンツェ大学文哲学部留学。現在、茨城大学大学院准教授。専攻、イタリア美術史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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- 和書
- 二十世紀物語 文春文庫