目次
第1章 王朝貴族の法華信仰と一品経「尽善尽美」の世界―末法に祈る成仏
第2章 伊勢平氏の栄光と平清盛の厳島信仰―夢を開いた安芸守清盛
第3章 長寛二年、“アナタコナタシケル”清盛の胸中と「平家納経」の供養―清盛怨霊に戦く
第4章 「平家納経」に潜む謎―「右兵衛尉平重康」と「櫛筆」と
第5章 「平家納経」の王朝耽美―筆跡と絵画・工芸、挑みの美
著者等紹介
小松茂美[コマツシゲミ]
1925年、山口県に生まれる。1942年、山口県立柳井中学校卒業。鉄道省に入り、柳井駅に勤務。1945年、広島で被爆。「平家納経」に魅せられて学問の道に進む。東京国立博物館美術課長を経て、センチュリー文化財団理事・館長。文学博士。山口県柳井市名誉市民。『平安朝伝来の白氏文集と三蹟の研究』により日本学士院賞。「『平家納経の研究』の完成を含む古筆学研究の業績」により朝日賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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