内容説明
厳しい時期も穏やかな時期も、常に日本と米国を見つめ続けたあたたかく冷静なまなざし。法律家、外交官、教育者など、多彩な活躍で知られた米国憲法史研究者が、ときに自らの来し方に思いを馳せ、日米関係のあり方と変容を探った、達意の文章を精選したエッセイ集。
目次
1 おかしらの日々―学部長・理事日録抄(新しく学部長になって;憂ひつつ;学部長室の窓から ほか)
2 アメリカへの旅(カンザス・シティーの摩天楼;ハワイの雪景色;バーナゲートの海岸にて ほか)
3 日本への手紙(かつら文庫の思い出;健さんは日本人;アメリカが開戦を決意した日 ほか)
著者等紹介
阿川尚之[アガワナオユキ]
慶應義塾大学名誉教授。1951年生まれ。慶應義塾大学法学部中退、ジョージタウン大学スクール・オブ・フォーリン・サーヴィスならびにロースクール卒業。ソニー、米国法律事務所勤務などを経て、1999年より慶應義塾大学総合政策学部教授。同学部長(2007~09年)、慶應義塾常任理事(2009~13年)を歴任。この間、2002年から2005年まで在米日本国大使館公使。2016年同志社大学に転じ2021年まで務める。2024年11月12日逝去。『憲法で読むアメリカ史』(ちくま学芸文庫、第六回読売・吉野作造賞)など著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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田中峰和
5
著者は阿川弘之の息子で、佐和の兄である。父方と母方の祖父も揃って知名度の高い名門の出身。病弱だったが成人後は法曹界とソニーという国際企業でも活躍し、慶応の教授も務める。アメリカ生活が長かったので、米国の肩を持つのはわかるが、イラクとの開戦時、日本の知識人のブッシュ批判に反論する。ブッシュが石油資本のために起こしたとか、経済不振を共和党と国民の目からそらすためとかの意見の間違いを指摘する。一昨年亡くなった著者は、今のイラン攻撃にはどのような言い訳をするのだろうか。アメリカが好きすぎて目が曇っているようだ。2026/05/14
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