出版社内容情報
敏腕宰相と有能秘書官の堅物夫婦が新婚旅行という名の視察に出発!
お局令嬢アレリラと冷徹宰相イースティリアは、元婚約者ボンボリーノの誘拐(?)事件やイースティリア暗殺計画の噂など、不穏な雰囲気の中で新婚旅行に出かけることに。
しかし、その行き先は仕事関連のものばかりという実質的な『視察』だった。
時には仕事を忘れて観光したり、夫婦間に甘い空気が流れたりするものの、行く先々で祖父であるタイア子爵の名前を耳にすることに疑問を覚えるアレリラ。
そして旅の果てにタイア子爵と対峙したアレリラとイースティリアは、彼から驚くべき目的を聞かされる!
書き下ろしサイドストーリー前後編
『ポンコツ妖女は、隣国に売られる。』『ポンコツ妖女、正体がバレる。』も収録!
内容説明
お局令嬢アレリラと冷徹宰相イースティリアは、元婚約者ボンボリーノの誘拐(?)事件やイースティリア暗殺計画の噂など、不穏な雰囲気の中で新婚旅行に出かけることに。しかし、その行き先は仕事関連のものばかりという実質的な『視察』だった。時には仕事を忘れて観光したり、夫婦間に甘い空気が流れたりするものの、行く先々で祖父であるタイア子爵の名前を耳にすることに疑問を覚えるアレリラ。そして旅の果てにタイア子爵と対峙したアレリラとイースティリアは、彼から驚くべき目的を聞かされる!敏腕宰相と有能秘書官の堅物夫婦が職場を飛び出し視察行脚―新婚旅行編スタート!書き下ろしサイドストーリー前後編『ポンコツ妖女は、隣国に売られる。』『ポンコツ妖女、正体がバレる。』も収録!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
27
元婚約者ボンボリーノの誘拐(?)事件やイースティリア暗殺計画の噂など、不穏な雰囲気の中でお局令嬢アレリラと冷徹宰相イースティリアが新婚旅行に出かける第二弾。目的地は仕事関連ばかりという実質的な視察。その行く先々で祖父であるタイア子爵の名前を耳にすることに疑問を覚えるアレリラ。タイア子爵の過去や遠大な目的には驚かされましたけど、有能で現実的な判断をする二人も、だいぶ甘い夫婦らしい雰囲気が出てきて微笑ましかったですね。例の夫妻や新たに雇った秘書官たちもいい味を出していて、ポンコツ妖女のエピソードも素敵でした。2023/08/31
わたー
20
★★★★★本編の軸となるのは主人公夫婦の新婚旅行…もとい、視察旅行のはずなのだが、彼ら以外の登場人物たちのエピソードが濃すぎて、正直それどころじゃなかった。いや、初っ端から皆大好きボンボリーノの誘拐話がインパクト強すぎるのよ。被害者なのに誘拐犯を庇って、全てが丸く収まるように取り成すとかヤバすぎるだろうが。その後も、辺境の子爵となった元王太子とか、見た目経国の美女なのに中身がポンコツな伯爵令嬢とかが語られていて、お腹いっぱい。コイツラ、別の作品で主役はれるだけのポテンシャル持ってるだろ…2024/02/18
サキイカスルメ
11
1巻を読んで気になってた朱夏の季節の意味出てきましたね!最初からボンボリーノ誘拐事件発生。え、ボンボリーノがヒロインポジションなの!?と思いました(笑)が、その結末も彼らしくてよかったです。アレリアたち2人の新婚旅行は、国を背負った大きな思惑が動いていて面白い!その中で夫婦として仲を深めていく部分もよかったです。何より番外編のポンコツ妖女が好きすぎる…!好みドストライクでした。次回、本編にも出てくると思うとワクワクです!2024/02/10
シャトーブリアン
9
新婚旅行。どんなイチャイチャが見えるのかな!・・・・・・めっちゃ仕事してる。 良い雰囲気になったと思ったら相手はボンボリーノ!この人やっぱり主役ですわ! どんどん良さが見えてきて、メアリー先生の作品の中で1番好きかもしれない・・・ それは置いといて。アレリラの祖父であるタイア子爵の過去の話から現代行ってることなどの話はかなり面白かったですね。ポンコツ妖女のアザーリエも過去の話を絡め非常に面白かったです。 特にアザーリエの地の文が読んでいて楽しかったです。2024/01/22
フジ
4
○新婚旅行という名の視察旅行へ向かうアレリアとイースティリア。その旅行で彼女の祖父の秘密が明らかになる2巻。2巻も面白かったです。無駄のない2人に対して、ボンボリーノはじめふわふわとした人たちが良い。今回は男を誑かす悪女といわれる女性も登場しましたが、彼女も中身が面白い。続きも楽しみ。2023/10/04