出版社内容情報
ドニエスク家の最大の後ろ盾であったはずが、「ドニエスクの乱」で真っ先にエレオラ軍に投降して裏切ったボリシェヴィキ公。
エレオラに協力したいと言っていた彼だが、同時に新皇帝アシュレイ側にも手を回しており、アシュレイの姉ディリエとの縁談を進めていた。
まったく考えの読めないボリシェヴィキ公の動きを警戒するヴァイトとエレオラ。
ところが、ロルムンドにおいて最も神聖な儀式である戴冠式で、ロルムンドの政情を揺るがす超特大級の爆弾が落とされる――!?
内容説明
帝位争いのなかで起きた「ドニエスクの乱」が鎮圧されてからしばらく、俺は北ロルムンドの名家の当主ボリシェヴィキ公と会っていた。ボリシェヴィキ公といえば、ドニエスク家の最大の後ろ盾だったにも関わらず先の乱で真っ先にエレオラ軍に投降してドニエスク家を裏切った人間。そんな彼は、今度はエレオラ側とアシュレイ側の両方に声をかけているようだ。こいつは一体…何をするつもりなんだ?そんな中、新皇帝アシュレイの姉ディリエの縁談が持ち上がる。相手はなんと、ボリシェヴィキ公。そして、新皇帝のための神聖な戴冠式の直後、ディリエは貴族たちの前で言い放つ―「私ディリエは、ボリシェヴィキ公シャリエ殿と婚約いたしました」ロルムンドの政情に、特大級の爆弾が落ちる―!ロルムンド編、最後の敵が登場!帝位は一体、誰の手に!?大幅加筆&書き下ろしストーリー「剣奴の勇者」を収録!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 旧柏バカ一代
20
〜帝国編終了〜 敵役の退場が中々にお洒落で好感持てた。2019/12/04
dorimusi
9
Kindle Unlimited. ロルムンド編完結。結局ロルムンドの王族ほとんど死なかかったな。宗教対立も魔族の融和もそんな簡単に解決するなら、もう解決してるでしょって気がしちゃうけど…まぁUnlimitedだしねということでご都合展開もいいかなと。 次巻からどんな話になるんだろう?2024/12/28
策太郎
9
4巻からつづいたロルムンド編が終了しました。南も北も制圧したので次はどこなのかな?それとも内政編か、転生者も多く出てきそうだしなんにしても期待2017/09/24
ブラフ
6
ロルムンド編終了。いい形で落ち着いた。ロルムンドにも人狼がいて、体格、戦闘スタイルに地域差があって面白い。ミラルディア人狼はレスリングスタイル、ロルムンド人狼はスタンディングスタイル。また、遠吠えは複雑な会話はできないとのことで、ロルムンド人狼の長・ミリアを呼び出すときが面白くてお腹抱えた。そして、前巻でアイリアと「夏至までに帰る」約束をしたヴァイトの焦りと、少しでも早く帰りたいと他をほっぽって人狼形態になってまで急ぐ姿に(=▽=)ってなる。ヴァイトは鈍だし、アイリアは奥ゆかしいしでなかなか進展しないなぁ2019/03/02
ふらこ
5
エレノアがついに王になりましたね。反乱起こしたのボル、、、ヴィ?、、なんとかさんも。ただ欲のための反乱ではなく意外な理由で、驚きがあった。しかも駆け落ち婚ステキ~(*´∀`*)←暢気な感想やのΣ(´∀`;) ヴァイトさん、アイリアへの詫びの入れ方が。特注ドレスとか宝石とか豪華ディナーを思い付くあたり…。もう、これ彼女扱いなんじゃ…?アイリアさんよ。なんでもお願い聞いてくれるって言うんだからもう、「結婚してください」とかで良いと思うよコレ(・∀・)2017/08/23