角川文庫<br> 憧れの作家は人間じゃありませんでした

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角川文庫
憧れの作家は人間じゃありませんでした

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  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041052624
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

事件×お仕事コメディ! 第2回角川文庫キャラクター小説大賞大賞受賞作文芸編集者2年目の瀬名あさひは、憧れの作家・御崎禅の担当となる。映画好きで意気投合するものの、彼は実は吸血鬼であり、人外の存在が起こした事件について、警察に協力していることがわかる。捜査より新作原稿を書いてもらいたいあさひだが、警視庁から様々な事件が持ち込まれる中、御崎禅がかつては人間であったこと、そしてそこに秘められた悲しい過去を知っていく。第2回角川文庫キャラクター小説大賞≪大賞≫受賞作。

澤村 御影[サワムラ ミカゲ]
さわむら・みかげ/神奈川県横浜市出身、在住。2016年に「吸血鬼と映画を?憧れの作家は人間じゃありませんでした?」で第2回角川文庫キャラクター小説大賞・大賞を受賞してデビュー。

内容説明

憧れの作家・御崎禅の担当編集になった瀬名あさひ。その際に言い渡された注意事項は「昼間は連絡するな」「銀製品は身につけるな」という奇妙なもの。実は彼の正体は吸血鬼で、人外の存在が起こした事件について、警察に協力しているというのだ。捜査より新作原稿を書いてもらいたいあさひだが、警視庁から様々な事件が持ち込まれる中、御崎禅がなぜ作家になったのかを知ることになる。第2回角川文庫キャラクター小説大賞“大賞”受賞作。

著者等紹介

澤村御影[サワムラミカゲ]
神奈川県横浜市出身。「吸血鬼と映画を―憧れの作家は人間じゃありませんでした―」で第2回角川文庫キャラクター小説大賞“大賞”を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mariya926

142
角川文庫のキャラクター大賞らしく、キャラがとても素敵でした。吸血鬼と刑事と編集者とネコ(?)。それぞれのキャラが魅力的でずっと読んでいたい気になりました。いつか想いの人が現れる気もします。たまーにキャラが無理やりすぎるシリーズもありますが、この作家さんのは自然な感じで読みやすいです。内容的には、様々な事件を吸血鬼である作家が推理して解決していくミステリー小説です。今回は座敷わらし、狼犬、吸血鬼だと思い込んでいる人間でした。カバーのイラストがイメージと違いました。2021/09/07

ちょろこ

136
また楽しい世界に出会ってしまった一冊。タイトル通り、思い焦がれる憧れの作家さんは人間じゃなかったというぶっ飛んだ設定。人ならざる者の存在。それが関与する事件を処理する異捜。この作家さんが描くとすんなり受け入れられて、入り込めちゃうから不思議。人間とそれ以外の人との共存の崩れから異捜の必要性まで実に理にかなっていて、ストンと腑に落ちるし、とにかく楽しいのが良い。せつない想いを背負ってる御崎といい、一生懸命なあさひといい、みんな魅力的。夏樹くんはイメージが良い方向へと変わったし、オネエキャラの高良が好き。2022/09/16

はにこ

81
准教授高槻〜が面白かったのでこちらも。こちらは御崎の本性が初めから明かされているので、どうしても思い入れが強くなる。吸血鬼になったあらましは悲しい。いつかまた出会えるのだろうか。出会えたら幸せなのだろうか。吸血鬼やら座敷わらしやらが出てきて結構好み。そしてキャラクターがたっててさすがだと思う。2023/01/16

aki☆

76
人外物好きには堪らない一冊♡吸血鬼に座敷わらしに妖狐。和洋入り交じっているのも面白い。吸血鬼の御崎は作家だけど警察の捜査に協力しているので、人外が関わる事件を楽しめるしその際発揮される吸血鬼の力も楽しめる♪ ライトだけど意外とシリアス。事件も御崎の過去も。切なくてウルっと、でも御崎の友人にして刑事の夏樹の存在がカラッとしてくれる。それに妖狐の高良も良い!人外も好きだけど実はオネエキャラも好きなのでテンション上がったww サラッと読めて楽しめた♬.*゚2022/09/29

mihya

74
タイトル通り、憧れの作家が人間じゃなくて吸血鬼。その能力で人外が関連する事件を解決へと導く連作短編。登場人物のキャラクターが良いし、軽く読めて楽しかった。 吸血鬼の人生(?)、なかなかハードモードっぽいな。 続きもあるようなので、読んでみようと思う。2023/03/15

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