内容説明
2089年、考古学者エリザベス・ショウはスコットランドの島で3万5000年前の洞窟壁画を発見する。壁画には、謎めいた巨人が描かれていた。エリザベスはこの壁画こそ、地球外に知的生命体が存在する証しであり、巨人こそは人類を創造した“エンジニア”だと確信する。2093年、宇宙船プロメテウス号は、エリザベスを含む17名を乗せ、巨人が指し示していた未知の星にたどり着く。エリザベスたちは想像を絶する星の秘密と“人類の起源”の真実に迫っていくのだった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
チアキ
10
人類の起源とか関係ないじゃんと言う人がたくさんいるが、主人公たちは最初から人類の起源を解明するつもりで衛星LV‐223へ旅立っているし、テーマは「人類の起源」でいいと思う。別に「解明される」とは言ってないんだし。注目すべきは「どこから、どうやって」ではなく「なぜ、どうして」だと思う。 自分の解釈が全て正しいとは思わないが、エンジニアがどういうつもりで人類を作ったのか・・・・その目的を考えると戦慄するのではないだろうか?2012/08/30
kazu
9
映画が消化不良でしたので、小説も読んでみました。映画よりは、解説が付いてる分、解りやすくはありましたが、それでも消化不良に変わりは無いです。「人類の起源」の真実というコピーが良くないのでは無いでしょうか。確かに人類の起源を探る旅ではありますが、そこに重点を置いた物語では無いとを思います。せっかく、人間によって作られたアンドロイドがいるに関わらず、そことの対比をあまり掘り下げてないのが残念です。少しは書かれているんですけどね。2012/08/26
ちくわぶ
8
友達が貸してくれたので読んでみました。皆さんのレビューにもありますが、謎が多いです。最後も謎でした。あの終わりかたは続編があるように思います。続編がないと謎のままですね。2012/09/19
りんご
7
昔読みたいと思った時には手に入りませんでしたが、ふとamazonみたら中古本でありました。これでエイリアン・シリーズそろいました。エイリアン零という内容です。人間をつくったエンジニア、彼らはエイリアンも作っていた。人類とエイリアンは兄弟なのか。。。そして、アンドロイドを作り出した人類は、自ら作り出したエイリアンに滅ぼされたエンジニアのようにアンドロイドによって滅亡するのか。。。2022/06/29
akibow7
6
映画字幕版を見たがあまりにも説明不足で、特に人物がなぜそう行動したのか意味不明な部分が沢山あったため、補足になるかと思って読んでみた。多少理解度は増したものの、やはり物語の筋に対して作り込みが甘く、薄っぺらい印象は映画と同じ。脚本だからしょうがないのか。テーマはすごく面白いのになぁ。2012/10/01