内容説明
叫び声で覚醒した徳永翔大が最初に目にしたものは、いまにも自分を目がけて振り下ろされようとしているパイプ椅子だった。寸でのところで助かった翔大だったが、そこは死刑囚だけが集められた不気味な空間だった。記憶を失い途方に暮れる彼が耳にしたのは、『デス・ゲーム』の開始を告げる無機質なアナウンスの声。『デス・ゲーム』とは何か?いったいなぜ自分はここにいるのか?デビュー小説でありながら、スピーディーなストーリー展開が注目され、たちまち映像化されたサスペンス小説。
著者等紹介
山本俊輔[ヤマモトシュンスケ]
映画監督・脚本家。1975年東京生まれ。立教大学社会学部卒業後、映像の世界へ。16ミリ長編『殺し屋たちの挽歌』(2003)が、米・ロードアイランド国際ホラー映画祭で観客賞を受賞。『カクトウ便/そして、世界の終わり』(2007)で劇場公開デビュー。『デス・ゲーム・パーク』で小説もデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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