忘却のための記録―1945‐46 恐怖の朝鮮半島

個数:
  • 動画あり

忘却のための記録―1945‐46 恐怖の朝鮮半島

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年06月24日 06時09分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B40判/ページ数 320p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784802401388
  • NDC分類 916
  • Cコード C0021

出版社内容情報



東京都立大学名誉教授 鄭 大均 解説

少年は見た! 想像を絶するソ連兵の蛮行
爆撃、襲撃、復讐、暴行、略奪、強姦、極寒、飢餓、病気、そして死ー。
1945年、北朝鮮。ソ連兵から逃げる日本人家族の過酷な引き揚げを、少年の視点で描いた「慟哭の書」普及版化!!

本書に書かれてあることは東日本大震災の体験というよりは、今日のウクライナ難民の体験に近いもので、
それは日本帝国崩壊の過程でいまや異郷となった戦場の地を逃げ惑う体験であり、収容所や避難所での生活があるといっても、
それは家族や同居者が高熱にうなされ、土色の皮膚に変わり、ある日、ある一家が消えるように死んでいく体験であった。
ー東京都立大学名誉教授 鄭 大均

はじめて別館で女性が要求されたときのことー。
「マダム、イッソ、ヤポンスキーマダム、イッソ?」(イッソは朝鮮語で、「いるか?」の意)
二人の若い兵隊が入って来るなり、そういった。二人とも自動小銃を構えていた。例によって、みんなは一斉に両手をあげた。
ぼくは初め、兵隊のいっていることがよくわからなかったが、彼らが何回もそれを繰り返しながら女の人を探すような様子をみせたので、やっぱりロスケは女の人を連れ出そうとしているんだな、何という下劣なヤツだ!とにらみつけてやった。 (本文より)

内容説明

少年は見た!想像を絶するソ連兵の蛮行。爆撃、襲撃、復讐、暴行、略奪、強姦、極寒、飢餓、病気、そして死―。1945年、北朝鮮。ソ連兵から逃げる日本人家族の過酷な引き揚げを、少年の視点で描いた「慟哭の書」普及版化!!

目次

第1章 運命の岐路
第2章 亡国の民
第3章 マダム・ダワイ
第4章 民族受難
第5章 落ち穂
第6章 生存の条件
第7章 この世の地獄
第8章 早春の哀歌
第9章 ああ、三十八度線

著者等紹介

清水徹[シミズトオル]
1930(昭和5)年、京城府錦町に生まれる。京城竜山小学校~清津国民学校を経て羅南中学3年時に終戦。城津、咸興で抑留生活、昭和21年5月、38度線を脱出。静岡県へ引き揚げる。帰国後、三ヶ日実業学校を卒業。豊橋市の新聞人・杉田有窓子の知遇を得て「東三新聞」(現・「東日新聞」)に入社。24歳のときに結婚、一男一女をもうける。新聞記者の後、衆議院議員秘書として東京に移る。後に出版事業を経て、豊橋市に戻り、東三河開発懇話会常務理事・事務局長、東三河地域研究センター専務理事などを務める。2019年6月22日逝去。享年88(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

山葵

0
2022年出版。 著者は朝鮮が日本の植民地にあった時代に現在のソウルで生まれ、中学3年の時に終戦を迎えて日本に引き揚げようとするが、その際に経験した壮絶な体験談を収めたのが同書である。 引き揚げ体験を書いた多くの本と同様に、無政府状態となった朝鮮半島(北半部)でソ連軍による略奪と強姦、朝鮮人による報復的な略奪に苦しみ、飢餓や伝染病で多くの日本人が死んでいく中、時には親身になってくれる朝鮮人の存在に助けられつつ、著者は南半部への脱出に成功する。著者を通じて当時の日本人の考え方などもわかる良書だ。2023/08/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/19768498
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品