内容説明
ひとりぼっちの家出少年と1匹の犬―戦後間もない日本にあった感動の実話。「洞窟オジさん」の少年時代物語。
著者等紹介
祓川学[ハライカワマナブ]
児童文学作家、ノンフィクションライター、皇室記者。1965年東京生まれ。立正大学卒業後、総合週刊誌、月刊誌等で主に皇室記事を担当。ほか事件、ヒューマン・ドキュメンタリー、著名人へのインタビュー記事にも取り組み、海外・国内で取材活動を続けている。主な児童向けの著書に『恐竜ガールと情熱博士と』(福井市こどもの本大賞ノンフィクション部門)受賞。『フラガールと犬のチョコ』(岩手県読書感想文課題図書)など
ねもときょうこ[ネモトキョウコ]
セツ・モードセミナー卒。書籍、展示物、企業広告、文具、衣類などジャンル、国内外を問わず幅広く活動を展開。2021年春竣工の上信越高原国立公園谷川岳インフォメーションセンターの大型展示パネルイラスト担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Carlyuke
47
ちょっと前に息子が借りた本。読まずに返すよりは代わりにでも読んで返す方が良いと思い読了。すざまじい経験をした人がいるのだなと思った。小野田さんや横井さんのことを思い出すような経験。 ドラマやニュースでの報道についてなにも予備知識がなかったので少し調べてみたい。2022/04/01
かずぼう
32
やっぱり犬のシロの存在は大きいね。そういえば縄文人の遺跡で、犬が丁寧に葬られていたと聞いたことがある、寒くて暗い夜、熊などの猛獣に怯える中、嗅覚が鋭く強い犬をどれだけ頼もしく思ったことだろう。犬は人の相棒。2022/05/10
退院した雨巫女。
15
《私-図書館》洞窟おじさんの存在は、知らずに読んだ。今なら、考えられないけど、彼は、いい体験したね。私には、無理だなあ。2021/08/31
やま
13
戦後の話とはいえ、子供が家出をして何年も洞窟に住み続ける。今では考えられないような話だが、生き抜く力と、それを助けた犬の賢さに目を見張りました。実在の方の話なのですね。2022/02/02
みん
5
加村一馬さんの43年にもわたる家出の詳細。なんの予備知識もなく読んだが実話である事に驚愕!生きる力がすごい。誰でもできる事じゃない。57歳という年齢で見つかってよかったんじゃないかとも思う。浦島太郎状態で現代を生きるのも苦しかった時もあったろうに、今も存命されてる事を嬉しく思う。シロがいてくれてよかった。ドラマを観てまたシロと会えるといいな。2022/06/12
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- 和書
- ゆきのひ