出版社内容情報
語らなかった男が今こそ明かす「四天王プロレス」「ノア」の真実!
“ダイナミックT” 田上明がプロレス人生を語り尽くす初の自伝本登場。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Y2K☮
29
力士時代の風貌がプリンス。内館牧子が絶賛していたのも頷ける。全日本プロレスに入団してからはマイペースの自然体でありつつ、大相撲で関取になったという強さへの自負も垣間見える。プロレスリング・ノアの社長を務めたせいで事業譲渡の際に負債4億円を背負い自己破産。もっと恨みを吐き出していいのに、そこはレスラー時代と同じ飄々とした田上節。普段はやる気があるのかないのかわからないけど、ここぞという時に頼りになるタイプ。牛久にあるお店に行きたい。あと四天王プロレスのDVDをデアゴスティーニが毎週出したら絶対売れると思う。2023/10/20
Eiki Natori
7
デビュー当時はしょっぱいレスラーとしてブーイングを浴びていたが、鶴田のパートナーでブレークし、全日四天王で伝説を作った田上。ノアの社長をやったことで、経営破綻した際、家まで取られてしまったようだが、お元気そうで何より。 プロレスの話は「ブック」までは踏み込んでいないけど、それ以外の部分は本音で、飾りなく書かれているのが好感が持てる。相撲時代から現在まで一気に読むことができた。 「練習をあまりしなかった」「松永から肉に切り方を小一時間教わったくらい」とか正直すぎるだろう(笑)。2023/11/14
尿酸値高杉晋作
5
お人柄が伝わってくる内容でした。 さすがの聞き手は小佐野さん。2024/01/02
tsukamg
3
プロレスラーの自伝としては珍しく、戦いの部分でガツガツしておらず、タイトル通りの内容となっている。プロレスラーになりたかったわけではないため、仕事に幻想を抱くことなく、かえってプロ意識が高いレスラーになったのだということがわかった。かといって、お仕事感丸出しではなく、時々『田上火山』として噴火したから、魅力があったわけだ。めんどくさがるところに魅力があるという、稀有な人。2024/02/28
ニャーマネコトリック教 教祖代理
3
鶴明砲時代はまさか自伝を出版して、しかもそれを読みたいと思うレスラーになるなんて思いもよらなかったが、なかなかどうして、期待を裏切らない内容だった。 そりゃ小橋なんかに比べたら練習量は少なかっただろうが、相撲とプロレスで時代を築いたんだから努力は相当なものだったはずだ。でもそれを感じさせないのは著者の人間性なんだろう。Noah社長就任から退任までの話、特に鈴木軍介入前後の話をlもっと詳しく読みたかったが、それは今の現場への配慮も多分にあるんだろうね。 まさにタイトル通りの人生と言える。2023/12/07