出版社内容情報
第10代ダーシー公爵ランス・グランビルは、英国海軍での地位を捨てて、一族の地位を継承することにしたが、先祖伝来の古城は改修が必要だった。依頼していた建築家が現れたとき、ダーシーは女性であると知って愕然とする。その建築家、キャサリン・アサートンの目標は、英国初の女性建築家になること。結婚もするつもりはない。しかしふたりはたちまち惹かれ合ってしまう。公爵夫人は建築家にはなれない。だが、キャサリンは生涯の夢をあきらめたくない…。恋か夢か、ふたりの選ぶ将来は?
内容説明
アメリカの大富豪令嬢キャサリンは、ロンドンの設計会社に勤めている。姉ふたりはイギリス貴族とそれぞれ幸せな結婚をしたが、自分には結婚の意思はなく、英国初の女性建築家になりたいと願っていた。キャサリンはけがをした上司の代理として、城の改築のためコーンウォールを訪れるが、そこにいたのは兄の不慮の死により2週間前に公爵位を継いだばかりの元海軍将校ランスだった。公爵家の財政は破綻寸前で、兄が依頼した改築計画そのものを知らなかったランスは、この契約を打ち切ろうとするが、キャサリンの情熱を知り、いずれ城を売る際の付加価値になればと考え、滞在を許可する。出逢ったときから惹かれ合うふたりだったが、キャサリンの出自を知らなかったランスは、持参金付き令嬢との結婚をしぶしぶ考えていた。そんな時、ひょんなことからキャサリンが大富豪令嬢と知り、運命だと求婚する。だが公爵夫人は職業に就くことはできない…。大好評『伯爵家の家庭教師は逃げだした令嬢』シリーズ、ついに完結!
著者等紹介
ジェイムズ,シリア[ジェイムズ,シリア] [James,Syrie]
ロマンスと19世紀の文化、とくにジェイン・オースティンを愛する。多数の著作がある。北米ジェイン・オースティン協会の終身会員。脚本家の顔も持ち、全米脚本家組合にも所属している
旦紀子[ダンノリコ]
東京生まれ。成城大学文芸学部英文学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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