内容説明
基本中の基本から最新定跡まで。穴熊を知り尽くした新スターが穴熊のすべてをていねいに語る。基本急戦はもちろん、タイミングをずらした変則急戦もフォロー。古い穴熊から新しい穴熊への移り変わりを明快に語る。穴熊に肩入れせず、居飛車もベストの手を指してくるから本当の実力が身につく。
目次
第1章 急戦編(スピード角交換;斜め棒銀;山田定跡;鷺宮流の仕掛け;棒銀;スピード棒銀;スピード斜め棒銀)
第2章 銀冠編(単純穴熊はなぜ滅んだか;現代穴熊へ;後手4四歩からの攻防;最新のテーマ図へ;柔軟な5六歩;最有力の4五歩 後手番の場合は?;一手の違い)
著者等紹介
広瀬章人[ヒロセアキヒト]
1987年1月18日東京都生まれ。1998年、6級で勝浦修九段門。2000年初段、05年4月四段、07年4月五段、2010年6月六段、10年9月七段。2010年、第51期王位戦で深浦康市王位に挑戦、4勝2敗でタイトル奪取(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hk
19
四間飛車穴熊とは妥協の産物にして可能性の芸術である。出だしはひたすら力を貯め、飽和点に達したらばこれを刹那に解き放つ。その破壊力たるや往年の坂口征二をも軽くしのぐ。これを食らってはたまらんわいと居飛車側も対策を矢継ぎ早に打ち出した。…①急戦で騙し討ち②銀冠で陰湿な小姑顔負けの嫌がらせ③相穴熊にして振り飛車側の構造的欠陥を徹底的に痛めつける…勿論くまなく人間失格だ。だがこうした百鬼夜行が跳梁跋扈するのが将棋界の現状。しかし振り飛車紳士諸兄に福音が到来。それが本書だ。広瀬八段が①②の悪魔を闇に葬り去ってくれた2020/03/22
文章で飯を食う
4
なかなか面白い。2018/05/26