出版社内容情報
あの人に言われた何気ない言葉に傷ついてしまった
まだわからない先のことを考えて、不安に飲み込まれてしまう
昨日はキツく言いすぎちゃったかなぁとクヨクヨする
ちょっとしたことでイライラしてしまう
......など
なんだか生きづらさを感じるけど、どうすればいいのかわからない「日々のモヤっと」。
その感情を抑え込んだり、感情のままに行動したりするのではなく
自分の心をコントロールして、守っていく方法をお伝えします。
この本では、アメリカで生まれたDBT(弁証法的行動療法)という、境界性パーソナリティ障害に効果があると世界で初めて科学的に立証された治療法を、わかりやすく噛み砕いて、実践しやすい内容で紹介しています。
境界性パーソナリティ障害は、感情を刺激される出来事があると、圧倒されるような感情に飲み込まれてしまい、もとの安定した情緒になかなか戻ることができないという症状が特徴的です。そのせいで対人関係をうまく構築できない傾向にあります。
DBTでは、苦しみを引き起こす感情・思考のパターンを知り、自分の心を守る「スキル」を身につけることで、人や社会とうまく関われるようになっていけるので、境界性パーソナリティ障害に限らず、様々な対人関係の悩みを解決するうえでとても役に立ちます。
また、どう対処していけば良いかを具体的に示してくれるので、今日から始めることができます。続けることで身に付く、一生もののスキルです。
世界で初めて境界性パーソナリティ障害に効果が科学的に立証されたDBTをもとに
感情をととのえて、少しずつ生きやすくなる30の行動習慣を、4コママンガとともにお届けします。
内容説明
一度身につけたら、ずっとあなたを守ってくれる。感情をととのえる30の行動リスト。もうモヤモヤに振り回されなくていい。
目次
1 マインドフルネス(イヤな気持ちになったら20秒の現場観察を―“こんな悩みを解消”イヤなことがあるとネガティブな想像が止まらない1;自分の気持ちを実況中継する―“こんな悩みを解消”イヤなことがあるとネガティブな想像が止まらない2 ほか)
2 対人関係保持(店員さんに商品を探してもらう―“こんな悩みを解消”人に頼みごとができず抱え込んでしまう;友だちの会話を遮る―“こんな悩みを解消”人からの誘いを断れず自分の時間がとれない ほか)
3 感情調節(自分の気持ちにニックネームをつける―“こんな悩みを解消”なんとなく気が晴れない;「一次的感情」と「二次的感情」を切り分ける―“こんな悩みを解消”感情が複雑に絡み合って心がぐちゃぐちゃ ほか)
4 苦悩耐性(苦しくてどうしようもないときは、数字を数える―“こんな悩みを解消”苦しくて衝動が抑えられない;悲劇のヒロインになる前に、あえて他人と比較する―“こんな悩みを解消”劣等感を刺激されてつらい ほか)
著者等紹介
須田賢太[スダケンタ]
精神科医。目白メンタルクリニック院長。目白メンタルクリニックで日本ではまだまだ普及していないDBT(弁証法的行動療法)の臨床に取り組んでいる。これまで、多摩あおば病院(精神科単科)、豊郷病院精神科、彦根市立病院心療内科などで精神科・心療内科の研鑽を積み、入院治療ではアルコール依存症に境界性パーソナリティ障害や摂食障害を合併した女性患者の受け入れ事業、過食症の心理教育(疾患教育)プログラムの導入、アルコール依存症の心理教育(疾患教育)プログラム・動機づけプログラム・自己効力感向上プログラムの導入などに、外来治療では大人の発達障害などに積極的に取り組む。その間に認知行動療法センターで1年間トレーニングを受け、修了。薬物療法以外の治療を十分に受けられていない患者さんたちの受け皿になりたいという思いを込めて、令和元年に目白メンタルクリニックを開設。精神科・心療内科のなかでも専門的な診療のできる医師が少ない分野である境界性パーソナリティ障害外来、大人の発達障害外来、摂食障害外来、減酒外来を設置し、DBT(弁証法的行動療法)やCBT(認知行動療法)といった治療効果が科学的に立証された精神療法プログラムを重点的におこなう。精神神経学会認定専門医・精神保健指定医
まるいがんも[マルイガンモ]
岡山県倉敷市生まれ。38歳からマンガを描き始め、コルクラボマンガ専科2期を経て今に至る。現在、会社員をしつつ毎日マンガを描き続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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