内容説明
金がないと人権もないんです。リストラ、派遣切り、経営難、借金…ギリギリの生活を続ける17人の物語。貧困から抜け出せない格差社会の姿。
目次
第1章 せめて人並みに暮らしたい(派遣の貧格(33歳・アルバイト掛け持ち)
終わらないヤドカリ生活(35歳・警備員) ほか)
第2章 貧乏暇なし(これでも宅配ドライバーをやりますか(53歳・宅配ドライバー)
廃業するのは時間の問題(58歳・クリーニング店経営兼パートタイマー) ほか)
第3章 終わらない節約生活(25歳のうつ病女子(25歳・パチンコ景品交換所窓口業務)
正社員なのに生活苦(27歳・設備工事会社技能職) ほか)
第4章 生きるためには金が要る(元ブティックオーナーの坂道人生(44歳・清掃作業員)
いつか団地を出ていく日(40歳・ドラッグストア販売員) ほか)
著者等紹介
増田明利[マスダアキトシ]
1961年生まれ。1980年都立中野工業高校卒。ルポライターとして取材活動を続けながら、現在は不動産管理会社に勤務。2003年よりホームレス支援者、NPO関係者との交流を持ち、長引く不況の現実や深刻な格差社会の現状を知り、声なき彼らの代弁者たらんと取材活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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