地政学から見る日本の領土

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  • サイズ 46判/ページ数 237p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784801306219
  • NDC分類 329.23
  • Cコード C0031

出版社内容情報



沢辺 有司[サワベ ユウジ]
著・文・その他

内容説明

日本人が知っておくべき世界の読み方。ロシアによる北方四島の占拠、中国による尖閣諸島海域への侵入、韓国が長年続ける竹島実効支配。なぜ日本はこうした行動をとられるのか?「地政学」の視点で「歴史」と「地図」を俯瞰的に見れば領土問題の本質が見えてくる!

目次

第1章 日本の地政学(戦後日本で封印された軍事理論―地政学とはなにか?;「シー・パワー」と「ランド・パワー」―地政学の基本概念と戦略 ほか)
第2章 北方領土の地政学(ロシアの軍事拠点化が強まる―北方領土の基礎知識;北方領土は一貫して日本領―南下政策のロシアと北方で衝突 ほか)
第3章 尖閣諸島の地政学(中国が実効支配を狙っている―尖閣諸島の基礎知識;中国のシー・パワーを退ける―日清戦争後、尖閣諸島を日本領に ほか)
第4章 竹島の地政学(韓国の実効支配が進む―竹島の基礎知識;バッファゾーンでロシアと激突―戦略拠点・竹島を編入する ほか)

著者等紹介

沢辺有司[サワベユウジ]
フリーライター。横浜国立大学教育学部総合芸術学科卒業。在学中、アート・映画への哲学・思想的なアプローチを学ぶ。編集プロダクション勤務を経て渡仏。パリで思索に耽る一方、アート、旅、歴史、語学を中心に書籍、雑誌の執筆・編集に携わる。パリのカルチエ散歩マガジン『pi´eton(ぴえとん)』主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hatman

9
日本の領土問題に関する歴史的背景と各国の思惑が日本人著者目線で書かれている。難攻不落のハートランドだが外に出にくいランドパワー国家。シーレーンをベースにパワーバランスを一歩引いたところから制御しようとするシーパワー国家。日本海を狙う中国だが港がないので北朝鮮から借用し、ロシアは以前に中国から分捕り。「ダレスの恫喝」と「グロムイコ声明」で欧米にジレンマを抱え続けさせられた日本。領土問題は意図的に作られた解決不能な喉に刺さった骨なのか。 現状を維持するには「引いたら押される」に対する我慢と粘り強さが重要か。2023/02/25

マサキチ黒

8
作者が自分で「地政学は軍事派生の学問ですから」とか言い出したら眉につば付けて読まなきゃね。地政学から見れば領土問題は資源の取り合いなだけなのだが、表紙カバーにあるように『東南アジアまで含めた地政学的見地』にしたほうが面白かったのではないかと思います。オススメいたしかねる所存。2022/12/22

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