内容説明
折れた黄金の冠の謎?九州の巨石が大阪に?古墳にラブロマンス?全国73古墳。古墳を楽しむポイントが満載!足でめぐって、ページをめくって、知的好奇心をくすぐる冒険の書、『大人の探検』シリーズ第1弾!
目次
第1章 古墳の不思議(古墳散歩のススメ;古墳が造られた時代 ほか)
第2章 文字で旅する古墳散歩(関東)(観音山古墳;三昧塚古墳 ほか)
第3章 文字で旅する古墳散歩(近畿)(藤ノ木古墳;ホケノ山古墳/箸墓古墳 ほか)
第4章 文字で旅する古墳散歩(中国・九州)(楯築遺跡;西都原古墳群)
第5章 大塚初重のオススメ古墳(西谷墳墓群;チブサン古墳 ほか)
著者等紹介
大塚初重[オオツカハツシゲ]
1926年、東京生まれ。日本考古学界の第一人者。明治大学名誉教授。明治大学大学院文学研究科博士課程修了、文学博士。登呂遺跡(静岡)、綿貫観音山古墳(群馬)など多くの遺跡の発掘調査に携わり、長らく母校の教授を務めた。日本学術会議会員、日本考古学協会会長、山梨県立考古博物館館長などを歴任し、現在は千葉県成田市文化財審議委員会委員長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Gummo
38
古墳いいなぁ。古代って記録がないから研究者にも分からないことばかりでミステリーがいっぱい。古墳や出土品を眺め、想像(or妄想)をたくましくしながら歴史に思いを馳せる。なんというロマンチックワールド。分かりやすい交通案内&地図付きで、ガイドブックとしても使える。★★★★☆2014/08/03
翔亀
34
古墳、それは要するにお墓である。でも、なぜそれが探検なのか。私の場合、秩父の山を初めて訪れようと地図を眺めていたら、○○古墳、△×古墳群というのが目立っていで、気になって調べたのがきっかけ。思えば全国各地の山の周辺には古墳が多い(16万基発掘されているという)。この本では、古墳を中心とした半日モデル散歩10コースが紹介されている。それぞれ歴史を知るミュージアムや公園など癒しスポットがセットになり、ブルーガイドの版元だけにアクセスや地図もよくできており、まさに古墳の観光ガイドブックなのだ。↓ 2017/04/15
やま
14
写真がすくない?分 いろいろと想像できます。個性を持った古墳が勢ぞろいです。いろいとな古墳が見てみたくなりました。2014/09/03
みかん
9
大人の探検シリーズ。昔から古墳に興味があったので読んでみた。古墳の歴史や種類を知ることが出来る本。簡単に言えば古墳の教科書!写真や図がたくさんあり、対話形式にもなっているため非常に分かり易かった。古墳散歩の魅力や注意点なども沢山記載してあった。いつか古墳散歩してみたいなぁ。古墳興味無い人でも楽しめる本だと思う。2019/02/28
月をみるもの
9
日本考古学の生き証人とも言うべき大塚さんが、全国の古墳について語る本が面白くないわけがない。戦争から戻ってきて登呂遺跡の発掘などで経験を積み、自らが中心になって最初に掘ったのが、霞ヶ浦のほとりにある三昧塚古墳( https://bookmeter.com/mutters/173048042 )。開発業者から遺跡を守り、盗掘の予感に怯えつつ、ついに発見した石棺からこの冠( https://bit.ly/2zfPC25 )取り出す時の興奮と痛恨。とりあえず、早く水戸に行かねば。。 2018/07/08