内容説明
昔からある迷信や言い伝えを科学的に検証したらどうなる?わら人形に五寸釘を打って呪うと相手は本当に死ぬ?年をとった猫又が夜な夜な油をなめるのはなぜ?カラスが鳴くと死者が出る?幽霊の手はだらりと下がっている?宵越しのお茶は体に悪い?…など、みんなが知っているあの話の真実をさぐる!
目次
1章 怖い迷信の真相(「こっくりさん」をすると霊を呼び出せる;手がつけられないほど大暴れする人には狐が憑いている ほか)
2章 言い伝えの裏側(ナマズが騒ぐと地震が起きる;地震のときは竹やぶに逃げろ ほか)
3章 健康にまつわる迷信の検証(風邪は他人にうつすと治る;暗いところで本を読むと目が悪くなる ほか)
4章 古くからの伝承の解明(厄年に「厄払い」や「厄除け」をすれば災いが避けられる;幽霊は両手をだらりと下げた姿で現れる ほか)
5章 海外の伝説を解き明かす(ツタンカーメンの墓を暴く者は呪い殺される;バミューダトライアングルでは船や飛行機が消える ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ドラマチックガス
10
「XはYで説明できる」と、「Xの原因はYである」は違う。この本はこれを混同している気がする。「Yで説明できる」の後の検証がないというか。そこまで求める本ではないのかな。トイレに置いて少しずつ読んでいたところ、次男がドはまりしなかなかトイレから出てこなくなった。長男に「ハカセか!!」と突っ込まれている。正体本の入門編としては最適なのかも。2022/12/28
ユウユウ
2
星3。意外にしっかり書いてあって面白かった。NHKの「ダークサイドミステリー」みたいな感じの、迷信の種明かし的な感じだった。2023/10/29
隠者
2
内容的には明確にわかってるのとこういう説もあるという感じの話半分で聞く物とが入り混じっている。なかなか興味深くはあるけどふと冷静にロマンも夢もへったくれもない話であり話によっても興覚めもいいとこな部分も。死イメージが付きまとうのは結局そうやって物語にして伝えることが本質な部分もありでそういうのが廃れつつあるのはある意味では喜ばしいのかなと思わなくもない。竹藪は地震に強いけど台風等の水にはそのまま流される可能性がある、蛇は口笛が聞こえるから夜吹くと来る辺りは普通に気を付けましょう。2022/04/30
ぷくらむくら
2
迷信を科学的な裏付けで味付けする方法が面白く読めました。2021/11/05
liebe_florelle
1
けっこう面白くてあっという間に読めた。いろいろな言い伝えを化学の目で見ると利にかなってることも、それでも謎なこともあって楽しかった。個人的に「ちちんぷいぷい」の話が面白かった。てかこの話で、漫画「夜明けの図書館」を思い出した。正しい音ではなく、少し舌足らずな感じが、漫画に出てきた話とだぶった。2022/06/10