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内容説明
著者は、1990年から2014年までノルウェー・ノーベル委員会の事務局長を務めていた人物であり、受賞者を決定する会議に居合わせていただけでなく、さまざまな受賞者とコンタクトを取るなど、委員会の「秘書」としてノーベル平和賞に関するあらゆる出来事に関わってきた。委員会はどのようにして受賞者を選んでいるのか。それぞれの受賞者はどのような人物で、何を思っていたのか。受賞者の決定は世界でどのような反応を呼んだのか。また、委員会は平和賞の決定に関して、政治的権力からの独立を強調しているが、果たしてその実情はどのようなものなのか。ノーベル平和賞を長年見守り続けた著者が、その舞台裏の様子を暴露するとともに、元事務局長としての思いをありのままに綴る。
目次
第1章 ノーベル平和賞の過去と現在(「世界で最も名誉ある賞」;なぜ世界は平和賞を意識しているのか ほか)
第2章 一九九〇年~一九九九年(「いつでも始めればいい」;ノーベル委員会との初めての出会い ほか)
第3章 二〇〇〇年~二〇〇八年(厳しい時代へ;グンナル・ベルゲ ほか)
第4章 二〇〇九年~二〇一四年(絶頂と対立;トールビョーン・ヤーグラン ほか)
第5章 ノルウェー・ノーベル委員会に関する私見(ノーベル委員会に外国人が在籍することについて;学者や研究者によって委員会が構成されることについて ほか)
著者等紹介
ルンデスタッド,ゲイル[ルンデスタッド,ゲイル] [Lundestad,Geir]
ノルウェー・ノーベル研究所の所長およびノルウェー・ノーベル委員会の事務局長として、1990年から2014年までの25年間在任。歴史学の教授として、主に冷戦期のアメリカと西ヨーロッパの関係に焦点を当てた研究を行っている
李敬史[リキョンサ]
在日朝鮮人3世。福岡県出身。情報学修士(2007年、静岡大学)。横浜で教員を務めた後、2011年よりノルウェーに留学。2015年、オスロ大学社会科学部政治学科を卒業(在籍中、2014年に交換留学生として韓国のソウル大学へ留学)。現在、トロムソ大学(ノルウェー北極大学)大学院修士課程在籍(専攻:政治学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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