内容説明
ありふれた日常のしきたりには凄惨なルーツが秘められている。羽根つき、ひな祭り、子守唄、登山、お辞儀と握手、結納…知られざる日本の裏歴史99編。
目次
第1章 年中行事のしきたり(正月;羽根つき ほか)
第2章 歌や言い伝えのしきたり(とおりゃんせ;かごめかごめ ほか)
第3章 日常生活の中のしきたり(あいさつ;お辞儀と握手 ほか)
第4章 冠婚葬祭・神事のしきたり(鳥居;参道の真ん中 ほか)
著者等紹介
火田博文[ヒダヒロフミ]
元週刊誌記者。日本の風習・奇習・オカルトから、アジア授国の怪談・風俗・妖怪など、あやしいものにはなんでも飛びつくライター&編集者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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yamatoshiuruhashi
36
本当は怖い日本神話を読んだついでに類似品でPC様が紹介する本も一緒に購入。確かに日本に限らず「しきたり」にはそれなりの歴史的理由があります。で、それが昔の呪術的な手続きの形が変わったものということはあります。それを何でも「怖い」ことに結びつけると全て怖くなりますが、怖くないように今のしきたりに変わったわけですから、ちょっとセンセーショナルに書きすぎかな。「怖れ」と「畏れ」は違うことを編者は判っていないのか、わざと混同しているのか。全てのシキタリをアニミズムとしてしまうのも問題。でも好奇心的には面白い。2019/09/26
トリオネア
24
鏡餅はカニバリズム?鏡餅には牛頭天王がばらした巨旦将来の人肉説もあったと思う。今時戒名なんて必要ないと思うけど、かつての僧達が被差別階級の人達に蓄・革・屠などの差別戒名を与えていたのは怖いというより人として酷い。ねぷた祭りの掛け声、来世説とか怖いと思うのだけどこれは載ってなかった。2019/09/03
chatnoir
18
覚書 将棋盤の裏が窪んでいるのは勝負中に腹が立って切った相手の首を載せて晒すため!!!血が溜まるように...本当かなぁ。 皇居の修復の際には人柱のご遺体が出た。 花嫁衣裳や昔の送り出しの儀式はこの家では死んだ者として扱うの意味であるらしい。 おじろく・おばざ...悲しい習慣だったね。昭和中期くらいまではこの形式があったんじゃないかな。2019/05/13
あき
7
ふむふむ。結局昔の衛生面の悪さ、医療の未発達による戒めや対策に起因する言い伝えが多い気がする。2022/11/20
カン
5
オカルト寄りのトンデモ本かと思ったら、ちゃんとした本でした。読んでよかった。2019/09/29
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