内容説明
壁に残る爆弾の破片、葉叢に残る戦車の跡、iPhoneで撮影された無数の動画、衛星写真…。あらゆる存在物の“感性術”を経由しながら、事件の真実と暴力を隠蔽する政治を調査せよ!
目次
第1部 感性術 Aesthetics(知覚を超える感性術;感性術;超感性術;超感性術的イメージに住まう方法;感性超過―意味を形成しないこと;感性術的権力)
第2部 調査 Investigation(調査とはなにか?;秘密;ネコと天使;耳と目;目と事務局;先制調査;事実の多くの論理;最小限の因果作用とフィールドの因果性;機械調査)
第3部 提案 Proposition(調査的コモンズ;ラボとスタジオ)
著者等紹介
フラー,マシュー[フラー,マシュー] [Fuller,Matthew]
1969年、イギリスに生まれる。実践的なソフトウェア批判を基盤にした独自のメディア研究を繰り広げるアクティヴィスト/アーティスト。ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジ教授
ヴァイツマン,エヤル[ヴァイツマン,エヤル] [Weizman,Eyal]
1970年、イスラエルのハイファに生まれる。ガザ地区における調査から出発して、国家権力が引き起こす暴力事件を建築の問題として解析・追究・展示する調査機関フォレンジック・アーキテクチャーを主宰する。ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジ教授
中井悠[ナカイユウ]
実験的電子音楽をモデルとした広義の「パフォーマンス」の制作と研究を行なう。No Collectiveのメンバーとして音楽、ダンス、演劇、お化け屋敷などを世界各地で制作。現在、東京大学大学院総合文化研究科准教授(表象文化論)、副産物ラボ主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鴨長石