内容説明
人間ドックでがんへの懸念を告げられた健司66歳。残された時間に思いを致す健司の耳に届いたのが、1971‐72年のあの時代を共に過ごし、傷つき傷つけた一人の女性の忘れ形見だという娘の噂だった。それを聞いた健司は思い出の地へと足を運ぶ。そして娘が営む居酒屋の暖簾を潜る。そこで健司が出くわした事実とは…。過去の思い出だと封印していた青春の日々に隠されていた、もう一つの真実。物語はまだ終わっていなかったのだった…。
著者等紹介
谷川惠[タニガワケイ]
1950年兵庫県姫路市生まれ。兵庫県立姫路西高校、早稲田大学第一文学部卒業。雑誌記者、ミニコミ誌編集長を経て、フリーランスのライターとなり、現在は地域の総合文化誌『バンカル』(姫路市文化国際交流財団発行)の副編集長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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