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  • サイズ 46判/ページ数 273p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784801007000
  • NDC分類 963
  • Cコード C0397

出版社内容情報

フアン・ホセ・サエールは現代アルゼンチン最高の作家だ、という言い方は彼の作品にふさわしくない。より正確には、サエールはあらゆる言語において現在最高の作家の一人だと言わねばならないだろう。――リカルド・ピグリア

《語り》への強迫的衝動
1961年10月23日の朝、二人の青年アンヘル・レトとマテマティコが〈街〉の目抜き通り21ブロックを一時間ほど共に散歩する。両者とも出席が叶わなかった詩人ワシントンの誕生日会の詳細を耳にしたマテマティコは、散歩のさなかその真相をレトに語って聞かせるが……

プラトン、ジョイス、フロベール、ボルヘスら巨人たちの文業を受け止めつつ《同一の場所、同一の
一度ひとたび》を語り明かそうと試みる、ひとつの広大な物語世界。

内容説明

1961年10月23日の朝、二人の青年アンヘル・レトとマテマティコが“街”の目抜き通り21ブロックを一時間ほど共に散歩する。両者とも出席が叶わなかった詩人ワシントンの誕生日会の詳細を耳にしたマテマティコは、散歩のさなかその真相をレトに語って聞かせるが…プラトン、ジョイス、フロベール、ボルヘスら巨人たちの文業を受け止めつつ“同一の場所、同一の一度”を語り明かそうと試みる、ひとつの広大な物語世界。

著者等紹介

サエール,フアン・ホセ[サエール,フアンホセ] [Saer,Juan Jos´e]
1937年、アルゼンチンのサンタフェ州セロディーノにシリア系移民の息子として生まれ、1959年、ロサリオ大学で法学、ついで哲学を専攻するものの中退、以後雑誌などの仕事をこなしながら創作に従事する。1968年、「ヌーヴォー・ロマン」研究の名目で奨学金を得てパリへ渡り、以後フランスに定住。創作活動の傍ら、1971年からはレンヌ大学で文学を講じた。2005年、パリに没した

浜田和範[ハマダカズノリ]
1980年、東京都に生まれる。東京大学大学院総合文化研究科博士後期課程単位取得満期退学。現在、慶應義塾大学専任講師。専攻は現代ラテンアメリカ文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ヘラジカ

40
作者の小説は初めて読むが、端的に言って非常に難解である。訳者あとがきを読んで漸く”どういう小説か”はなんとなく理解できたが、それこそ”何を物語っているか”は殆ど分からなかった(訳者自身が初読では「おぼろげ」にしか筋を理解できなかったらしい)。文学の実験的な試みを、自ら進んで読み解こう、楽しもうとしない限りはとても読み進めるのが辛い作品。感想を書くかどうかも悩んだ。文学界でも賛否両論真っ二つに分かれているとのこと。先に邦訳が出版されている『孤児』は広く好まれる小説らしいので、そちらを読んでから再読したい。2023/03/02

KATSUOBUSHIMUSHI

1
キャラの立った登場人物たちが噂話をするだけの話。呼ばれなかったお誕生日会の噂話をするだけなのに語り手のしつこいくらいの描写によって登場人物たちの人生全体が明らかになっていく過程が見事。登場人物たちもひねくれていて何言ってんだこいつと言いたくなる場面がたくさんあるけれど、同時にそういう思考のシリアスさもめっちゃわかるし、僕的には何でもない一日が幸せだったってやつの高学歴バージョンだと思った。エルアレフのしつこい引用も笑える。 あとがきのアルゼンチンの歴史については全く知らない所だったので助かりました。2023/08/01

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