内容説明
アメリカにおける脱構築とは何だったのか。「アメリカにおける脱構築」の後見人ともいえる、盟友ポール・ド・マンの訃報に接したデリダが、喪の不可能性を思考しながら、ド・マンの記憶論に肉薄する、瞠目の講演集。
目次
1(イン・メモリアム―魂について;ムネモシュネ;メモワールの技法“記憶術”;行為―与えられた言葉“約束”の意味)
2(貝殻の奥にひそむ潮騒のように―ポール・ド・マンの戦争)
著者等紹介
デリダ,ジャック[デリダ,ジャック] [Derrida,Jacques]
1930年、アルジェリアに生まれ、2004年、パリに没した。高等師範学校、社会科学高等研究院などで教鞭をとる。戦後フランスを代表する哲学者のひとり
宮〓裕助[ミヤザキユウスケ]
1974年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。現在、専修大学文学部教授。専攻、哲学・ヨーロッパ現代思想
小原拓磨[オバラタクマ]
1980年生まれ。東北大学大学院文学研究科博士後期課程修了。現在、東北学院大学非常勤講師。専攻、哲学・独仏近現代思想
吉松覚[ヨシマツサトル]
1987年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。現在、日本学術振興会特別研究員RPD。専攻、フランス思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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