目次
近世フランスの「内」と「外」―王国と帝国のあいだ
第1部 近世フランス王権と「異」の領有(「オーバン」考―近世フランスにおける外国人問題;近世フランスにおける難破船掠奪と「漂流物取得権」;近世フランスにおける狩猟権と狩猟慣行;ルイ一四世時代の「貴族改め」―近世フランスの貴族意識の変容)
第2部 近世フランスと越境域(近世フランスの外国人―イタリア人とユダヤ人を中心に;「タラ漁船団」と「森を駆ける人」―カナダ植民を支えた二本の柱;ナント王令廃止と海港都市のプロテスタント;近世の英仏海峡―モリューの近業にみる英仏関係史の試み)
第3部 初期帝国としての近世フランス(海軍工廠ロシュフォールの誕生―近世フランス海軍成立史のひとこま;カナダ征服戦争の〓末とその意味―カナダ征服戦争二五〇周年記念論文集群を手がかりに;奴隷船が出港するまで―近世フランス奴隷貿易の構造;貿易商人マテュラン・トロティエの軌跡―ナポレオン時代における奴隷貿易の利潤と情報)
著者等紹介
阿河雄二郎[アガユウジロウ]
1946年香川県坂出市生まれ、京都大学(文学部)卒、大阪外国語大学名誉教授、元関西学院大学教員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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