内容説明
時は西暦26××年。ヨーロッパ最終戦争において圧倒的な勝利を収めたナチス・ドイツは“神聖ドイツ帝国”を樹立、同じく戦勝国である日本帝国と拮抗しながら世界の覇権を争い続けてきた。厳格な自民族男性中心主義を掲げ、ヒトラーを軍神として崇める国家宗教“ヒトラー教”の守護者たる“騎士”たちの統率のもと、建国以前の記録はことごとく破壊され、キリスト教徒は徹底的な迫害を被り、そして女性たちもまた、男児の出産を除くあらゆる価値を剥奪された家畜に等しい存在として、ゲットーでの隔離生活を強いられていた。そんな中、従属民族であるイギリス人の技術者アルフレッドは、一人の騎士から帝国開闢の真相を物語る禁断の書物を託されるのだった…。
著者等紹介
バーデキン,キャサリン[バーデキン,キャサリン] [Burdekin,Katharine]
1896年、イギリス・ダービーシャーで生まれ、1963年に没する。小説家。主な著書に『鉤十字の夜』のほか、『傲慢な男』(Proud Man,Boriswood,1934)、死後刊行の『今日の戦いの結末』(The End of This Day’s Business,Feminist Press,1989)などがある
日吉信貴[ヒヨシノブタカ]
1984年、愛知県に生まれる。神田外語大学、都留文科大学、明治学院大学非常勤講師(現代英語文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
- 評価
購入履歴本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Panzer Leader
ベイス
あさうみ
パトラッシュ
チェアー