出版社内容情報
「三百枚の絵を描けば戦争は終わる」――60歳をすぎたある日、突然聞こえた〈声〉にしたがって絵筆をとり、いまだ特定できない技法によって真珠のような絵を次々と描き、最後の一枚を完成させた翌日にナチス・ドイツが降伏した……ジャン・デュビュッフェに見出され、アンドレ・ブルトンに称賛された霊媒画家の謎めいた生涯と魔術的な作品を解明する。
長谷川晶子[ハセガワアキコ]
著・文・その他
内容説明
「三百枚の絵を描けば戦争は終わる」―突然聞こえた“声”にしたがって描きはじめると、三百枚目を描き終えた翌日にナチス・ドイツが降伏…デュビュッフェに見出され、ブルトンに称賛された霊媒画家の謎めいた生涯と魔術的な作品を解明する。日本初のモノグラフ―図版多数収録!
目次
序章 採掘された原石のきらめき―クレパンとは誰か
第1章 祝祭的で不穏なノスタルジー―クレパンと北フランス
第2章 驚異のドキュメント―クレパンと心霊主義
第3章 シュルレアリスムとアール・ブリュットのあいだ―クレパンの周縁的な立場
第4章 方眼紙から繰りかえし立ち現れるイメージ―クレパンの「魔術的」作品
付録1 覚書と書簡
付録2 フルーリ・ジョゼフ・クレパン讃
著者等紹介
長谷川晶子[ハセガワアキコ]
1973年、東京都に生まれる。千葉大学大学院社会文化科学研究科都市研究専攻博士課程単位取得満期退学。パリ第七大学文学博士号取得。現在、京都産業大学准教授。専攻、シュルレアリスム研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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