内容説明
世界音楽(ワールド・ミュージック)への招待―音楽家であり、大学で民族学を講ずる教育者としても名高い著者が、ペルー、ジンバブエ、アメリカでのフィールドワークで得た経験をもとに、チャールズ・S・パースやグレゴリー・ベイトソンの理論などを用いながら分類・分析した、音楽民族学の理論的入門書。
目次
第1章 序論―音楽の何が重要な問題なのか?
第2章 参与型パフォーマンスと上演型パフォーマンス
第3章 レコード音楽―ハイファイ型とスタジオアート型
第4章 自己・アイデンティティ・文化を基礎づける習慣
第5章 ジンバブエにおける参与型・上演型・ハイファイ型音楽
第6章 オールドタイムの音楽=ダンス―文化的仲間集団と文化的組織体
第7章 音楽と政治運動
第8章 愛のため?それともお金のため?
著者等紹介
トゥリノ,トマス[トゥリノ,トマス] [Turino,Thomas]
1951年、アメリカのニュージャージー州エングルウッドに生まれる。ペルーの高地やジンバブエでフィールドワークを行ってきた民族音楽学者。イリノイ大学アーバナ=シャンペーン校の音楽学部専任教員を経て、同大学名誉教授
野澤豊一[ノザワトヨイチ]
1978年、富山県に生まれる。金沢大学人間社会環境研究科博士後期課程修了。博士(社会環境科学)。現在、富山大学人文学部准教授。専攻、文化人類学
西島千尋[ニシジマチヒロ]
1981年、富山県に生まれる。金沢大学人間社会環境研究科博士後期課程修了。博士(学術)。現在、日本福祉大学子ども発達学部准教授。専攻、音楽教育学/音楽文化研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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