台湾の環境行政を切り開いた元日本人―荘進源回顧録

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784944235667
  • NDC分類 289.2
  • Cコード C0023

内容説明

日本統治下の台湾で日本国民として育った著者は、戦後、京都大学大学院に留学。やがて、日本でいえば環境庁長官にあたる台湾の環境保護行政のトップとなって、カドミウム汚染問題 騒音問題 ゴミ処理 ダイオキシン被害の阻止自動車等の排ガス対策 環境アセスメントの導入などと、現代社会が抱える問題へと立ち向かっていく。本書は、著者自身が日本語で書いた自伝であり、日本人に読んでもらいたい台湾戦後史の一面である。

目次

第1章 日本人だった幼少時代
第2章 日本人だった青少年時代
第3章 台湾人になった頃の思い出
第4章 社会人ルーキーの時代
第5章 青年奮闘時代
第6章 台湾の公害防止行政の開拓
第7章 悠悠自適
第8章 短歌

著者等紹介

荘進源[ソウシンゲン]
1926年、日本統治下の台湾に生まれる。台湾大学化学工程学系卒業、日本京都大学工学修士、工学博士。公務員として、長年、台湾の環境保護行政に携わり、今日の同行政の基礎を築いた。台湾省環境衛生実験所主任、台北市政府環境清潔処科長、行政院衛生署環境衛生処処長などを歴任、1982年からは、日本の環境庁長官に相当する行政院衛生署環境保護局局長(~1987)を務めた。また、台湾大学、師範大学、台北医学院(現・台北医学大学)で兼任教授も務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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