内容説明
『物の時代』、『煙滅』、『W』、『人生使用法』など、革新的作品を発明した小説家ジョルジュ・ペレック。フランス防衛のために闘った父親の戦死、アウシュビッツ=ビルケナウでの母親の死に終世とり憑かれることになった苦悩。滑稽かつ憎みがたき謙虚な生活、芸術と戯れる日々…不遜にして博識なるペレックの文学作品の誕生に迫る。1994年「ゴンクール伝記賞」を受賞した、ジョルジュ・ペレック評伝の決定版!
目次
1 一九三六‐一九六五年(名前;ルバルツフ、ルブリン、ウィーン;ペレックとペルシャ湾;ベルヴィルとパッシー ほか)
2 一九六五‐一九七五年(ノーネクタイで―一九六五‐一九六六年;スファックスへの回帰―一九六六年;天国―一九六六年;バック通り―一九六六年 ほか)
3 一九七五‐一九八二年(作家業;見え隠れ;装置の検分;友人と交際 ほか)
著者等紹介
ベロス,デイヴィッド[ベロス,デイヴィッド] [Bellos,David]
1945年、英国に生まれる。マンチェスター大学でフランス語を教える。フランス十九世紀の作家たち、とりわけオノレ・ド・バルザックに関する多くの論文に加えて、ジョルジュ・ペレックの主要作品の英訳者。1997年以来米国プリンストン大学教授。1999年には映画作家ジャック・タチの伝記も刊行している
酒詰治男[サカズメハルオ]
1944年、東京に生まれる。甲南女子大学文学部名誉教授。専攻フランス文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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