内容説明
全学級が崩壊していた小学校の学力が全国トップクラスに。古文の音読暗唱を実践した普通の小学校で起こった特別な寄跡。
目次
第1章 音読指導三十年の成果
第2章 子どもたちを変え、地域を変えた音読学習
第3章 山口小学校での実践が教えてくれたこと
第4章 基礎基本の徹底で必ず子どもは伸びていく
第5章 読み書き計算が高機能な脳をつくる
付録 音読のポイントとおすすめ音読テキスト
著者等紹介
陰山英男[カゲヤマヒデオ]
昭和33年兵庫県生まれ。55年岡山大学法学部卒業。城崎郡内の小学校を経て平成元年より兵庫県朝来町立山口小学校教諭。公募により15年広島県尾道市立土堂小学校の校長に就任。18年京都市の立命館小学校副校長就任。現在は一般財団法人基礎力財団理事長、陰山ラボ代表。教育クリエイターとして全国各地で学力向上アドバイザーを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ルート
17
小学校での古典音読の実践効果が書かれている。中学生に勉強の指導をしていて思うが、今の子たちは文章を正確に読めていない。驚くほどに。学習における誤答の多くは、その知識がないからではなく、設問の指示に従えていないことで起こる。多くの生徒が、問題文の勘違いで10点程損している。私も指導の際、生徒に問題文を音読させることから始める。まず問題文を正確に読めなければ、正確に理解できないし、考えることもできない。書かれていることをそのまま読める生徒は、人間理解においても、私情を挟まず相手の意見を一先ず受け入れられる。2019/11/22
チュピスケ
1
なるほど。2019/12/10
のりきよ
0
長年小学校の現場で古文の素読指導をしてこられた著者が、素読がもたらす素晴らしい効果やそのやり方などについて詳しく説明してくれていた。著者の推奨する素読のやり方は松永暢史さんの音読方法とけっこう似ており、やはり本当に効果のある勉強・脳トレ方法を探求している人たちは同じ結論に行き着くのだろうなと思った。自分も毎日、古文の名文の素読に励もう。2024/10/02
-
- 和書
- 会津藩家老・山川家の近代
-
- 電子書籍
- 高杉刑事キバります! 14 コミックレ…