内容説明
『論語』とか『中庸』とか「神道」というものは、理論的にわかるものではなくて、自ずからわかっていくものです。素直になりさえすればわかります。だから、赤ん坊に返れば、最後は自分で悟ることができます。知識の集積でわかるのではなくて、自得するものです。
目次
序章 年を取ること、悟るということ
第1章 神道と日本人―神道指令によって日本人の何が失われたのか
第2章 わが精神の遍歴―大いなる力に導かれて
第3章 終戦日本の一断章―私と『論語』と神洲不滅の碑
第4章 五十にして大飛躍を遂げた孔子―ゼロを知り、天命を知る
第5章 曾子と子思―孔子の精神を伝えた弟子と孫
第6章 至誠を貫けば神の心に通じる―『中庸』と神道をつなぐもの
著者等紹介
伊與田覺[イヨタサトル]
大正5年高知県に生まれる。学生時代から安岡正篤氏に師事。昭和15年青少年の学塾・有源舎発足。21年太平思想研究所を設立。28年大学生の精神道場有源学院を創立。32年関西師友協会設立に参与し理事・事務局長に就任。その教学道場として44年には財団法人成人教学研修所の設立に携わり、常務理事、所長に就任。62年論語普及会を設立し、学監として論語精神の昂揚に尽力する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ダンゴ☆ルッチ
2
知識を仕入れて実践して体に染み込ませて。それを繰り返すことで人間的に深みが出る、という部分が印象的でした。年齢を重ねることで朽ちるのではなく、味が出てくるのが良いですね。2017/01/20
ダンゴ☆ルッチ
1
「悟る」とは言葉では伝えられないこと。自分にしかわからない「感覚」ってあるんだと思います。残念ながら、自分はまだ未体験です(笑)2018/07/21
ダンゴ☆ルッチ
1
読んでて思わず背筋が伸びます。「中庸」がよくわからなかったので(^_^;)、また読み返したいと思います♪2015/10/26
とし
0
図書館本2023/12/31