出版社内容情報
歴史上の人物のなかには、皆が認める偉業を成し遂げたヒーローたちがいる一方で、
世間で評判の悪い「嫌われ者」たちが存在しています。
「仲間を裏切った卑怯者」
「逆らう人をことごとく殺すような大悪人」
「わがままやサボりで周囲に迷惑をかけた厄介者」
「ヒーローたちの敵」
など、嫌われる理由はさまざまです。
しかし、そんな彼らのなかには、ひどい誤解を受けていたり、
評価できることもしているのに悪いところばかりが目立っていたりする人々がいます。
果たして彼らは、本当に悪いところだけの嫌われ者だったのでしょうか?
あるいは、悪者と決めつけたままにしていないでしょうか?
本書は、さまざまな理由で一般的には『嫌われ偉人』とされている歴史上の人物たちについて、
実際はどんな人物でどんなことをしていたのか、その意外な側面も含めて紹介します。
内容説明
失敗した人、暴君、ヒーローの敵はみんな悪者?嫌われ者たちの意外な一面を大解剖!
目次
第1章 ワガママだから嫌われている?(蘇我入鹿―国の改革を邪魔して殺されたワガママ男?;藤原道長―ゴーマンでやりたい放題な貴族のトップ? ほか)
第2章 ズルいから嫌われている?(藤原時平―優秀なライバルをワナにはめた卑怯者?;梶原景時―源義経をウソで陥れた最悪のチクリ魔? ほか)
第3章 シッパイしたから嫌われている?(武田勝頼―名門・武田家を滅ぼした未熟なリーダー?;石田三成―義理人情が理解できないKY男? ほか)
第4章 イメージ先行で嫌われている?(北条政子―嫉妬深く出しゃばりな悪女?;吉良上野介―横柄な態度が原因で斬られたイヤミ男? ほか)
著者等紹介
真山知幸[マヤマトモユキ]
伝記作家、偉人研究家、名言収集家。1979年、兵庫県生まれ。2002年、同志社大学法学部法律学科卒業。上京後、業界誌出版社の編集長を経て、2020年より独立。偉人や名言の研究を行い、『ざんねんな偉人伝』『ざんねんな歴史人物』(以上、学研プラス)は計20万部を突破しベストセラーとなった。徳川慶喜や渋沢栄一をテーマにした連載で「東洋経済オンラインアワード2021」のニューウェーブ賞を受賞。名古屋外国語大学現代国際学特殊講義、宮崎大学公開講座などで講師活動も行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。