• ポイントキャンペーン

歴史新書y
征夷大将軍研究の最前線―ここまでわかった「武家の棟梁」の実像

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 270p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784800314581
  • NDC分類 210.4
  • Cコード C0221

出版社内容情報

日本の歴史上、唯一天皇に対抗できる地位が征夷大将軍である。源頼朝以来、幕末の徳川慶喜まで700年にわたる武家政権を維持した。歴代将軍は「武士の棟梁」としても君臨し、代々、源氏の血筋を引くものがその地位についていた、というのがこれまでの常識である。しかし、近年この常識が崩れてきた。そもそも頼朝は征夷大将軍を望んでいなかった?源氏だけがなれたのか?など、最新研究でわかった征夷大将軍の実像に迫る。

内容説明

世の中の常識―源頼朝が征夷大将軍に任官されてから、幕末に徳川慶喜が大政奉還をするまでの七〇〇年近くの歴史は、武家政権の時代だった。鎌倉、室町、江戸幕府と、源氏に出自をもつ者が将軍となった。本書の核心―頼朝は、征夷大将軍職を望んでいなかった。鎌倉幕府は四代将軍以降、摂家や親王出身の将軍が続いた。では、いつから将軍は源氏で「武家の棟梁」ということが常識になったのか?歴史を書き換える12論稿を掲載。

目次

第1部 鎌倉幕府と征夷大将軍(頼朝と征夷大将軍任官―そもそも、源頼朝は征夷大将軍を望んでいなかった?;鎌倉幕府と摂家将軍・親王将軍―知られざる源実朝後の「非源氏将軍」の系譜 ほか)
第2部 室町幕府と征夷大将軍(鎌倉将軍と足利将軍―足利将軍家誕生は、「源氏の嫡流」の復活だったのか?;足利将軍家と古典籍―源氏将軍の存在根拠となった『源氏物語』『平家物語』 ほか)
第3部 征夷大将軍と八幡信仰(「源氏の嫡流」と八幡信仰―源頼朝は、氏神の八幡神に何を求めたのか?;足利尊氏と八幡信仰―源頼朝の宗教的権威を継承した足利尊氏 ほか)
第4部 征夷大将軍の近世的展開へ(新田源氏と徳川家康―徳川将軍家に振り回された「新田義貞の子孫」たち;頼山陽と尊王思想―江戸期の歴史書『日本外史』が語る征夷大将軍像)
資料編

著者等紹介

関口崇史[セキグチタカシ]
1970年埼玉生まれ。大正大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程満期退学。博士(文学)。大正大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件