出版社内容情報
朝日新聞夕刊の連載『ニッポン人・脈・記 お殿様は いま』を元に、再取材し大幅加筆し新書化。
内容説明
江戸時代には大名として存続し、明治には華族となり、その後の人生を歩んだ「お殿様」の子孫たち。旧家を守りながら、新しい時代を生きていく難しさとは…。平安時代の名家から乱世に名をなした戦国大名家の末裔、あるいは徳川将軍直系の子孫にいたるまで、天下の英傑たちの血脈は、平成の世に生き続いている。現代の「お殿様」が語るわが家のドラマ。
目次
01 会津松平家 十四代当主・松平保久―いまだ市民とともに守り抜く「ならぬことはなりませぬ」の会津魂
02 相馬家 三十三代当主・相馬和胤―菊花賞馬に「相馬野馬追」馬と切っても切れない家柄
03 徳川宗家と徳川慶喜家 十八代当主・徳川恒孝 四代当主・徳川慶朝―世が世であれば将軍争い?徳川家に彩られた「血のドラマ」
04 有馬家 十六代当主・有馬頼央―家柄を否定の父と肯定の息子の「葛藤」
05 成瀬家 十二代当主長女・成瀬淳子―長く国宝の天守閣を個人で所有 いまは財団つくり女性城主
06 林家 二十代当主・林忠昭―歴史に埋もれた幕末脱落大名 その魅力に憑りつかれた人々
07 酒井家 十八代当主・酒井忠久―いまでも市民から親しまれる全国的に珍しい「毎日がお殿様」
08 徳川御三家(尾張・水戸・紀州)―二十二代当主・徳川義崇 十五代当主・徳川斎正 十九代当主・徳川宜子―今も生きる、それぞれの「家風」
09 真田家と井伊家 十四代当主・真田幸俊 十八代当主・井伊岳夫―代々受け継がれる「幸」と「直」同じ年齢の若き当主の共通点
著者等紹介
加藤明[カトウアキラ]
1951年福岡県生まれ。早稲田大学第一文学部ロシア文学科卒業。1977年朝日新聞社入社、秋田・甲府支局を経て東京本社社会部。警察回り、東京版、運輸省、遊軍キャップ、デスクなどをつとめ、2000年10月から02年11月まで「週刊朝日」編集長。その後、論説委員として夕刊1面コラム「素粒子」担当。11年定年退社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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