出版社内容情報
世界中で生物の絶滅のスピードが上がっているといわれる昨今。1日に100種の生物が絶滅をしているといわれています。日本も例外ではなく、フクロウなど馴染みのある動物たちも絶滅の危惧に瀕しています。本誌では近絶滅種のヤンバルクイナなど日本の固有種から、アムールヒョウなど世界の動物までを貴重な写真を交えて解説。またニホンオオカミなど、すでに絶滅してしまった生物たちもデータ+エピソードとともに解説をしていきます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えすてい
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最初に登場するのは、全世界の生息数が残り3頭しかいないキタシロサイ。サイはほぼ全種が絶滅危惧種だ。漢方薬目的の密猟が相次ぎ絶滅の瀬戸際に追いやられてる。現在の生き物の絶滅危惧は、自然環境の変化よりも、人間による環境汚染・密猟・乱獲や人間が他の地域から持ち込んだ「外来種」による捕食が最大の要因。特に後者は最も厄介だ。ひとたび野生化してしまうとたちまち在来種を食い尽くしてしまう。勿論前者も深刻な問題。人間の欲や身勝手さが多種多様な生き物を絶滅に追いやってるが、絶滅危惧種はこの本以外にもまだまだ多数存在する。2017/03/07