出版社内容情報
江戸時代は、数学、医学、天文学、物理学など様々な学問が蘭学と交わりながら独自の発展を遂げました。円周率や飛行機など、西洋文化と思われがちな文化も、実は日本でも独自に研究されていました。本誌では、江戸時代の天才学者たちがどのような経緯で発明を始め、どのような人と関わりを持っていたのか解明します。そして、ものづくり大国・日本の原点を探り、現代社会にどのような影響を及ぼしているのか追求します。巻頭には、作家・冲方丁氏の寄稿文も掲載!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みやび
1
江戸の科学技術ってすごい!今より物も機械もない時代に人々の工夫や熱意で今に繋がる事実や技術が生まれた。調べるツールも少ない中で新しい事を発見したり作ったりするのは本当に大変だったと思うし先人達の努力に脱帽です。監修しているのが国立科学博物館のセンター長で博物館で所蔵している物もたくさん写真が掲載されていて行きたくなった。もう10年以上前に1回行ったきりだなぁ。2019/01/12
入江・ろばーと
0
平和な時代だったからこそ、欧米と肩を並べるかもしくは凌駕するような科学の発展があったのだと思うと、江戸時代の存在が日本にとって本当に尊いものだったんだと慨嘆する。2016/10/13