最強のすすめ―日本刀が教えてくれた日本人の生き方

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784800249456
  • NDC分類 789.3
  • Cコード C0021

出版社内容情報

「平成の侍」として、居合の指導はもちろんTVなどでも活躍中の修心流居合術兵法の創流者・町井勲と、明治初期の剣客の活躍を描いたコミック『るろうに剣心』の作者・和月伸宏が、「強さとは何か」をテーマに縦横に語り合います! 町井氏は、高速で飛んでくるボールやBB弾(直径6mm! )を、鞘に刀を収めた状態から一刀両断にするなど、ギネス記録を5つも保持する居合術の第一人者。「居合術は最終最強の武術である」と言い切ります。一方和月氏は、リアルとフィクションのせめぎ合う世界観の中で、闘いとは何か、最強とは何かを探求してきました。二人の火花散る対談から、“強さを極める”ことの凄みを感じ取っていただければ幸いです。

内容説明

「平成の侍」町井勲と『るろうに剣心』和月伸宏が熱く語り合った、心の強さを磨く極意!!

目次

第1章 現代人よ、強くなれ(日本人の行きすぎた理想主義に喝!;「心」だけでは強くなれない―「技」を磨くことこそ、合理主義である ほか)
第2章 居合は最強の武術である(刀がなくても、居合はできる―居合は総合武術;今の居合の「構え」は間違っている! ほか)
第3章 なぜ、町井は「最強」になれたのか(「僕は居合術家では日本で一番強い」;町井勲が流派を作った理由 ほか)
第4章 日本刀は単なる「モノ」ではない(刀の手入れすらできない、自称「武道家」;「刀を使い捨てにする」悪しき風習 ほか)
第5章 「平成の侍」を支える「技術」(町井勲の「五つのギネス記録」;なぜここまで技術が向上したのか―高い要求と目標 ほか)

著者等紹介

町井勲[マチイイサオ]
1973年生まれ。修心流居合術兵法創流者。「平成の侍」との別名を持つ。刀剣商、刀剣研師。日本刀を用いた瞬速の居合技術で知られ、「居合千本斬り36分4秒」「据斬八太刀」「三分間早斬り252太刀」「高速テニスボール居合斬り」「6ミリBB弾居合斬り」の5つのギネス記録を持つ。TV出演、CM出演多数

和月伸宏[ワツキノブヒロ]
1970年生まれ。漫画家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひろ☆

21
居合の世界もしきたりや古い慣習があって、大変だね。ちょっと愚痴が多いけど、刀の世界を知れたのは良かった。飛んでくるBB弾を居合で真っ二つにするすごい腕の持ち主みたいだから、あとで動画見てみる。殺し合いをしたら、生き残る自信があると言い切るとこは好き。2016/03/15

みかん

8
平成の侍・町井勲氏と、和月夫妻の三者による鼎談本。第一章「現代人よ、強くなれ」の話は深く共感した。逃げてばかりでは大事な人は守れないし、現代日本のように潔癖なほど力を嫌って、弱いことが素晴らしいとされる風潮に活を入れた町井氏の話は説得力がある。強さ・弱さのピラミッド構造から、弱い人たちが数という力を根拠にまとまって手に入れた民主主義に至る話ははっとするほど面白かった。また、「力を放棄することは悪」「戦わないで負けた人、すべて投げ出した人を侮蔑する」と断じる和月先生の言葉は『るろ剣』の作者として重みがある。2016/02/12

phmchb

4
偶々某古本屋で見つけたもの。町井さんのことは一応知っていたが、こんな「キャラ」だったとはね。あと本書が出た2016年段階では5つだったギネス記録がwikiで見てみたら6つになっていて草。一読の価値大有りな一冊。2021/03/19

なつきネコ

4
剣心達に憧れ、剣術に興味を持ったので、和月さんの本を手に取りました。最近の僕の考えた最強キャラのために、求めない主人公がやたら多いのだろう。それに対し和月さんはキャラを作りの理論や、マンガ理論はみごと。町井さんはBB弾斬りなどで、居合いを見せ物にしていると毛嫌いしていたが、居合いは体術であり、下げ緒捌きの話で見直してしまった。現代の弱さへの傲りは、和月さんや町井さんの姿勢は正しい。法律が裁こうがその前に殺すことはできる。強さを忘れてはいけない。彼らに終わりはなく。大道を歩む技術者はかっこいい。2016/05/21

さくら餅

3
あくまでも町井先生がメインの対談で和月先生はおまけ程度。でも和月先生に引かれて読んだ私でも十分楽しめました。内容は、居合術のあれこれや刀のあれこれ、そしてるろ剣の秘話など。町井先生曰く「武術家は聖人君主ではない」とのことですが、この本を読むと確かに癖のある方です(笑)殺し合いをすれば生き残る自信がある、と言い切るのは流石。そして和月先生の「戦わないで負けた人を俺は蔑む」という言葉がるろ剣の著者らしさを感じました。ともかく居合を習いたくなる一冊。2016/05/27

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