このライトノベルがすごい！文庫 ファウストなう

飛山 裕一【著】

宝島社（2012/10発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 284p／高さ 16cm
• 商品コード 9784800202703
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

これは、デブが金網に挟まる物語だ。高校入学以来、すっかり無気力になった平原不破人の前に現れた美少女・かがり。自らを悪魔と称する彼女は、人生に満足してもらうため、不破人の望みを叶えようという。焚き火、力士、悪魔の革新、合コン、女体化、そして親友の命の危機。人と悪魔が化かし合う、そう、これは、デブが金網に挟まる物語―。あの歴史的名作を下敷きに贈る、第３回『このライトノベルがすごい！』大賞・優秀賞受賞作。

著者等紹介

飛山裕一［トビヤマユウイチ］
福島県出身。代々木ゼミナール仙台校で一年間浪人。早稲田大学第二文学部中退。演劇活動などを経て、現在に至る。『ファウストなう』で、第３回『このライトノベルがすごい！』大賞・優秀賞受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[シュエパイ]

力士・・・！いあいあいあ、力士は無い、力士は無いよっ（笑）『横綱よ集え』って、どんな状況でならそんなことを叫んじゃうのか、いっそみてみたいくらいだよっ！(笑)やってくることは、友達作り、のはずなのに、何故あんな変化球になったのよさｗ

2012/10/11

[かつどん]

今まで手にしたラノベのくくりの中では最も「作り手」に対する刺激は強かった。只者ではない文章力。ただ、それが誰にでも通じるものではない。玄人好みに対してさえも説明が不足している感も。そして力士にこだわる理由が今一つ掴めない。それでも創り手さんのソウルをビシバシと感じて非常に好感度大な物語でした。

2013/12/12

[1_k]

申し訳ないが、半分くらいでギブアップ。言葉や説明が足りていないので、作者さんの頭の中だけにある設定？　を大前提に進められるとついていけない。結果、意味不明な部分が頻出する。発想とか文章とかは決して悪くはないのに、見せ方がおかしいため「これ無理！」な作品になってしまっている感じが残念。今後に期待。

2012/11/11

[ペソ]

プロローグ、ヒロインとの出会い、事件の始まりなどの導入はどれも残念だが、物語が動き始めるとなかなか。主人公も始まりはクズだが、行動起こし始めるとなかなか熱いイイキャラしてる。ヒロインの魅力がイマイチ欠けるが、前半100ページあまりを優しい目で読めば、それなりの青春小説な仕上がり。ただ、デブはないわー。

2012/11/01

[INN]

脈絡無く話が進んでいく所が、何が飛び出して来るか分からなくてとても好き。すんごく面白かった。

2012/10/09