内容説明
「嫉妬」「憂うつ」「怒り」「見栄」…ネガティブ感情とうまくつき合うコツ満載。「だれもがちょっとウツ」の時代を賢く生きるコツ37。
目次
第1章 スッキリしない人は不幸か
第2章 「強欲」―お金や地位があればスッキリするか
第3章 「色欲」―夫婦、恋愛関係がよければスッキリするか
第4章 「暴食」―衣食住が満ち足りればスッキリするか
第5章 「憂うつ」―憂うつはスッキリ生きる敵なのか
第6章 「憤怒」―怒ってスッキリできるか
第7章 「怠惰」―サボることはスッキリにつながるか
第8章 「虚飾」―見栄を張ってスッキリできるか
第9章 「傲慢」―威張ってスッキリできるか
著者等紹介
西多昌規[ニシダマサキ]
精神科医・医学博士。自治医科大学精神医学教室・講師。1970年石川県生まれ。東京医科歯科大学卒業。国立精神・神経医療研究センター、ハーバード・メディカル・スクール研究員などを経て、現職。日本精神神経学会専門医、睡眠医療認定医など、資格多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
肉尊
2
三大幸福論は①神の近くにあることで永続的幸福にあずかれるというヒルティ(瑞)②楽観主義的幸福論のアラン(仏)③日常生活のレベルで積み重ねていく幸福を説くラッセル(英)だという。さらに著者は厭世的幸福観を表したショーペンハウエルも列挙している。思考法の転換一つで「スッキリ」することも一理あるだろうが、それは楽に捉え考えようとしない努力であって、自分を騙している気がする。著者は「どうせ怒っても無駄だ」「自分よりしんどい思いをしている人のことを考えたらマシだ」と述べているが、後半の主張はどうも「もやっと」した。2019/11/17
大河一滴
0
精神科医の著者が、「行き詰った社会で幸福にいきる」をテーマに書いた本。37テーマ別にエッセイ風に綴っているので、読みやすかったです。 この厳しい社会を生き抜くのには、「真面目八分目」「いい加減」ぐらいでちょうどよいのではないでしょうか…2013/06/09
-
- 和書
- 医療六法 〈令和5年版〉