感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
クナコ
6
初読。17世紀の著述家であり聖職者の言葉集。まるで知らない人物だったが、既読の「超訳ニーチェの言葉」の出版社なのできっとよかろうと手に取った。欧米では「君主論」と並び読み継がれているとのこと。「超訳〜」と同様の形で並べられた言葉の数々はどれも明瞭で、聖職者らしい堅苦しさや押し付けがましさはなく、まるで現代の実業家が書いたようだった。内容のほとんどが普遍的な人付き合いや世渡りについてなので、そのまま現代人の心得として読める。とりわけSNS依存などで不調状態の若者が読めば、心が軽くなるかもしれないとも思った。2024/10/17
Sora
2
この表紙カバーのあまりの可愛さに、手に取ってしまった。 バルタザールはイエズス会の修道士で、著作は哲学者ニーチェも感想を記し、日本では森鴎外が日本語訳を発表したという。 なるほど、と付箋を付けたいような項目も数々あれば、 むむ??となるものもあるし、 相反するように思えて、これは訳だからなのか、自分の読み解く力の方が問題なのか?と思う部分もある。 確かに400年もの時が経ち、時代が変わっているのだから、当時の人の考えを、味わいながら読むのが良い。2021/11/01
ばぶパパ
1
まずまず良い本。2020/11/23
ちょこ
1
ところどころ矛盾していませんか?内容の切り取りを集めたものだからそう見えるのかもしれません。例えば『優れた人とつきあう』の項と『平凡な人とつきあう』の項は、真逆の内容を言っているようにとらえることができ、混乱しました。2020/10/07
mina
0
他人はこんなにも狡く賢く生きてるのかと 驚きを与えられた一冊でした。2024/05/12