まんが百人一首 (新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 413p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784582287332
  • NDC分類 911.147
  • Cコード C0992

内容説明

吉原幸子が、百人一首を美しい現代詩に超訳。読みやすい一首4ページの読み切り。難しいと思った和歌が、驚くほど親しみやすく。歌人の生涯や、和歌の解釈も丁寧に紹介。古典の名作がぐっと身近に。

目次

秋の田のかりほの庵の苫をあらみ(天智天皇)
春すぎて夏来にけらし白妙の(持統天皇)
あしひきの山鳥の尾のしだり尾の(柿本人麿)
田子の浦にうち出でてみれば白妙の(山辺赤人)
奥山にもみぢ踏み分け鳴く鹿の(猿丸大夫)
鵲の渡せる橋におく霜の(中納言家持)
天の原ふりさけみれば春日なる(安倍仲麿)
わが庵は都のたつみしかぞすむ(喜撰法師)
花の色はうつりにけりないたづらに(小野小町)
これやこの行くも帰るも別れては(蝉丸)〔ほか〕

著者等紹介

吉原幸子[ヨシハラサチコ]
1932年東京都生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。1964年、第一詩集『幼年連祷』で第4回室生犀星賞受賞。その後も精力的な創作活動を続け、詩集『オンディーヌ』(1972年)、『昼顔』(1973年)で第4回高見順賞受賞。『発光』(1995年)では第3回萩原朔太郎賞を受賞した。2002年11月28日没

中田由見子[ナカダユミコ]
1955年山梨県甲府市生まれ。中央大学文学部西洋史学科卒業。1975年少女漫画家としてデビュー。古典に造詣が深く、イラストレーターとしても活躍の幅を広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

猫森

5
多くを語り過ぎない詩のような現代語訳が、漫画のモノローグとしてうまく機能し、シンプルだが自由闊達な線画とよく合っていた。華やかな恋愛に絞った漫画も良いが、春夏秋冬はもちろん、羈旅、離別、雑などの(どちらかといえば地味な)和歌を、わかりやすく(筆者の一解釈として)絵と共に読ませる、これも素晴らしい技術だ。このまとめ方そのものが、三十一文字的であると思う。時には参考書より、参考になるのでは、なんてね。2024/03/06

Haruka Fukuhara

4
絵も文章も味があってすごく良かった。自分の場合、絵のすごく上手い(緻密・繊細な)漫画家さんの絵よりもこういうのほほんとしたタッチの絵の方が親しみが湧くし絵を習いたくなる。昔は絵も字も結構褒められたけどいつの間にかどっちも自信を持てなくなってしまった。。2017/02/27

喜怒哀楽

1
恋の歌だけ読みました。こういうのもっと小学校とかにおけばいいのに。2016/03/01

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