内容説明
奈良の時代から、最も長寿な職業は「お坊さん」ってご存知ですか?肉、魚をつかわない、お坊さんの食生活を、ぜひ体験してください。丁寧につくり、丁寧にいただく生活で心とからだを整える。
目次
序章 料理の基本
第1章 前菜
第2章 汁物
第3章 豆腐
第4章 焼き物
第5章 揚げ物
第6章 煮物
第7章 酢の物
第8章 ごはん
第9章 鍋
第10章 デザート
著者等紹介
青江覚峰[アオエカクホウ]
1977年東京生まれ。浄土真宗東本願寺派緑泉寺住職。カリフォルニア州立大学にてMBA取得。料理僧として料理、食育に取り組む。日本初・お寺発のブラインドレストラン「暗闇ごはん」代表。超宗派の僧侶達が集うウェブサイト「彼岸寺」創設メンバー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シブ吉
57
ページをめくるたび、その盛り付けされた料理の美しさに釘付けとなりました。肉や魚を使わない精進料理といいながらも、十分栄養が摂れそうな料理の数々に、食べてみたい品が続出しました。だしの取り方から、最後のデザートまで、その丁寧な料理法に、料理を通した精神修練(安定)を思わされ、作る、食べる、何気無い毎日の行為に対し、日々「感謝」しなければならないと感じさせられました。しかし、炊き込みごはん、雪鍋、その他モロモロ含め、見れば見るほど美味しそうです。2013/03/10
mai
48
手間のかかるレシピが少なく作りやすいものがおおかったです。「しっとりおから」を作ってみましたがとっても美味しかったです。冷蔵庫で一晩寝かせたら味がしみ込んで絶品でしたヽ(*^^*)ノ2014/11/29
どぶねずみ
43
丁寧に作り、丁寧にいただく。食べるというのは他者の命を奪って、自分の体に取り入れること。自らの生のために、摘み取られた命に思いを馳せ、畏怖と感謝を持っていかねばならない。仏教を背景に生きる知恵が伝わる一冊。2018/08/30
くぅ
35
そうなんだよなぁ。野菜の皮とかもちゃんと煮れば出汁が出るんだよなぁ。わかってるけど、そのまま捨てちゃう。それがいけないなぁと反省。日々の暮らしに追われると手早くチャッチャと作って済ませたくなるけれど、それについても少し反省。手間をかけて丁寧に。いつもは無理でもたまには。胡麻豆腐は作ったことがないけれど、作り方が載ってて楽しかった。葛粉で固めてるんだね。野菜の皮について飛竜頭に混ぜてしまうっていうのも美味しく食べられていいなと思った。今日は梅ときゅうりの和え物でも出そうかな♪2020/03/05
あつひめ
29
作ったことのあるものでも器や盛り方でこんなにも変わるものなんだと感じた。前菜だけでも我が家では立派なおかずとなりそう。すいとんはなかなかうまくできなくて。生地のかたさに試行錯誤している私。お寺ごはんのカレーは興味津々。お寺でカレーの香りがしたらなんて不謹慎なことを考えながらページをめくった。丁寧に作り丁寧にいただくという気持ちを大切にしたい。2023/02/10