出版社内容情報
オックスフォード大学出版〈Very Short Introductions〉シリーズは1995年に刊行が始まり、現在も続々と新たなトピックを世に送り出している知的教養シリーズ。そのなかでも近年とくに注目されているホットイシューや近現代史のトピックを取り上げる。(1)「レイシズム」(2)「優生学」(3)「貧困」(4)「アメリカの奴隷制度」につづく第5弾は「セクシュアリティ」。ジェンダーや「LGBT-Q」ということばが急速に浸透し、また性的マイノリティへの理解が少しずつ深まるなか、その世界的な流れが不可逆的で、けっして一過性のものでないことを、長い歴史のなかで俯瞰できる一冊。
内容説明
近年、ジェンダーやLGBTQといった言葉が急速に浸透し、性的マイノリティへの理解が少しずつ深まっている。こうした多様性への理解と希求という世界的潮流は、長い歴史のなかでどう位置づけられるのか―。自分をとりまく「世界」がどんな難題をかかえているか。それはなぜ起こり、どうしたら解決できるのか。
目次
1 セクシュアリティ以前(古代世界の性;キリスト教と人間の堕落)
2 セクシュアリティの発明(性の科学;セクシュアリティと性差 ほか)
3 処女か、売春婦か―セクシュアリティについてのフェミニストの批判(道徳のダブルスタンダード;自由恋愛 ほか)
4 寝室のなかの国家(エイズ危機;エイズに対する政府の対応 ほか)
5 性の未来(政治的共闘;性の分離 ほか)
著者等紹介
モティエ,ヴェロニク[モティエ,ヴェロニク] [Mottier,V´eronique]
チュニジアとオランダで育つ。現在はおもに英国とスイスで活動。ケンブリッジ大学ジーザスカレッジのフェロー兼研究ディレクター、ローザンヌ大学の社会学教授。ジュネーブ大学で政治学と社会学を学び、1998年にケンブリッジ大学クレアカレッジで博士号取得。社会学者アンソニー・ギデンズの指導を受けた。ジュネーブ大学やケンブリッジ大学キングス・カレッジなどで研究員や講師をつとめ、2002年からローザンヌ大学教授
月沢李歌子[ツキサワリカコ]
津田塾大学卒業。英国留学、外資系金融機関勤務を経て翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヘビメタおやじ
funkypunkyempty
xxx
TNdler
ishida
-
- 和書
- 兄弟の絆石原裕次郎伝説