テオドール・リット研究

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  • サイズ A5判/ページ数 344p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784798918884
  • NDC分類 134.9
  • Cコード C3037

内容説明

権力に抗したリットの人生と思想!戦中のナチズム、戦後の共産主義といったドイツ国内外の脅威に「ペン」を持って徹底に対抗したテオドール・リットは、権力に対する学問の自立性、そして原子力などの科学技術が権力者に利用されることの危険性をいち早く唱えていた。この警告は、腐敗する権力者が絶えず、未だ消えない戦禍の時代を生きる我々にとって痛烈に突き刺さる―。リットの鋭い洞察から我々は何を学ぶべきか?リット研究の泰斗による渾身の集大成の書!

目次

序章 日本におけるテオドール・リット(教育学)の受容―文献の受容史的考察とリット理解への全体的導入
第1章 テオドール・リットの作品にみる時代批判の特徴
第2章 テオドール・リットとナチズム問題
第3章 人生転機の著『国家権力と倫理』(1948)―逡巡するリット
第4章 戦後リットの時代批判
第5章 テオドール・リットと教育学
結章 テオドール・リットの哲学・教育学の遺産の継承
結語 ドイツ哲学・教育学を研究・学習することの根拠
補論

著者等紹介

小笠原道雄[オガサワラミチオ]
1936‐。広島大学名誉教授、ブラウンシュバイク工科大学名誉哲学博士(Dr.Phil.h.c.)、ボン大学(客員)教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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