内容説明
イギリス文学の森で深呼吸。シェイクスピアに誘われ、400年の時空を超えてバーチャル=リアルなエッセイの旅に出よう…。
目次
シェイクスピアの時と我々の時
『マクベス』の「時」
二筋の道―スコットランド再訪
『ミッドサマーの夜の夢』―その光と影
『ヴェニスの商人』と「ヴェニスのユダヤ人」
グリセルダの里・サルッツオを訪ねて
老いという病―『リア王』における父と娘たち
悲劇とロマンス劇のはざまに『コリオレイナス』と『アテネのタイモン』
「素晴らしき新世界」『大嵐』のあと
悲劇からの脱出 ロマンス劇『ペリクリーズ』の誕生
ロンドン、昔と今
イマニュエル・コレッジへ
光の世界へ去られたブルワー先生
著者等紹介
茅野友子[チノトモコ]
国際基督教大学人文科学科卒業、同大学院修士課程修了。カリフォルニア大学アーバイン校英・比較文学科博士課程修了、博士(英文学)。立教女学院、東京女子大学、カリフォルニア大学アーバイン校講師、米ハンティトン図書館研究員を経て、元姫路獨協大学教授。英文学研究(主としてルネサンス期)。比較文学、日英比較研究。1997年、カリフォルニア大学アーバイン校学長賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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