内容説明
私たちはなにものになっていくのか。人間とは何か。歴史が動くとき、いつもリベラルアーツは人間観を見直してきた。今またリベラルアーツが注目されているのは、ポストヒューマン時代に突入したからだ。これからの時代をどう生きるべきか。「明日の大学」ICUが次世代に問い、リベラルアーツの世界へと誘う。
目次
序章 ポストヒューマン時代のリベラルアーツ(生駒夏美)
1章 人間解体―わたしたちは怪物かもしれない(生駒夏美)
2章 国際関係の地殻変動―変わる人間観と世界観(毛利勝彦)
3章 ニュートリノはニューロンの夢を見る?(やまざきれきしゅう)
4章 ヒトはヒトを造れるか―生命科学における技術革新とポストヒューマン(小瀬博之)
5章 心は脳の産物なのか―コンピュータは心を作りだせるのか(森島泰則)
対話 ポストヒューマン時代をどう生きるか
著者等紹介
生駒夏美[イコマナツミ]
国際基督教大学教授(文学、ジェンダー・セクシュアリティ研究)、教養学部長。東京大学文学部卒、京都大学大学院文学研究科修了、ランカスター大学大学院人文社会科学研究科修了(M.A.)、ダラム大学大学院芸術人文科学研究科修了(Ph.D.)。専門は現代英文学、フェミニズム理論、比較文学、ジェンダー論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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