出版社内容情報
岡田 進[オカダ ススム]
著・文・その他
内容説明
1917年のロシア革命、1991年末のソ連邦解体と二度の体制転換を経験した大国ロシア。その社会と経済はそれぞれ断絶したかのように見えるが、100年余にわたって継承された特徴があった。第1部では二度の体制転換の意義、第2部では人々の生活と人間形成他個別テーマを体制間で比較、第3部では新生ロシアの資本主義体制が持つ西側とは異なる特質を社会と経済の側面から浮き彫りにし、今後のロシアを展望する。ソ連崩壊から30年、改めて現代ロシアを理解するための必読書!
目次
第1部 二つの体制転換(帝政ロシアからソ連へ:起点としての十月革命;ソ連から新生ロシアへ:挫折した経済ペレストロイカ)
第2部 経済体制の変容と勤労者の状態(ソ連・ロシアにおける労働関係と労働問題;ソ連・ロシアにおける「労働者自主管理」と「労働者参加」;ソ連・ロシアにおける社会保障制度;ソ連・ロシアにおける農業・農民問題;ソ連・ロシアにおける人間形成)
第3部 「ソ連社会主義」とロシア資本主義(「ソ連社会主義」とは何だったか;ロシア資本主義の形成と特質)
著者等紹介
岡田進[オカダススム]
1937年、長野県生まれ。1960年、東京外国語大学ロシア語科卒業。1966年、東京大学大学院社会学研究科国際関係論専修博士課程満期退学。東京外国語大学名誉教授(経済体制論、ロシア経済)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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